クラニオセイクラル・バイオダイナミクスや身体に関する色々を気まぐれにつづります。
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ネタが尽きそうになっている状態は継続中です。先日のクラニオ・ファイナルプロジェクトの発表を思い出しつつ、何とか書いてみます。
◆
ファイナルプロジェクトでは、同期のTさんがプレゼンで「リラクゼーション(正しくは「リラクセーション」だそうです。)」という言葉を説明されたのですが、ここで「リラクゼーション」は、「生体が少々の負荷に耐えられる、ストレス抵抗が高まった状態」という意味なのだと聞き、(出典は不明ですが、文脈からするとハンス・セリエの「ストレス学説」だと思います。違ったらすみません。)普段使われている「弛緩」的意味のとは異なることを知って少し驚きました。
Tさんは「リラクゼーション」に関連して、「「リラックス」という休息的状態と「アクティベーション」という活動的状態のバランスが状況に応じて上手に取れる」ことについても説明されていました。もっと簡単に言うと「目の前の物事に適切に対応できる状態」が「リラクゼーション」となりそうです。いずれにせよ、厳密には「弛緩させること=リラクゼーション」とは限らないってことですね。
◆
確かに、弛緩することが適切な場合も、あまり意味がない場合もあるというのはもっともです。どこかで書きましたが、「リラックス」を司る副交感神経も、過剰に活性化すると完全無気力状態になってしまうという側面があるくらいなので、弛緩すればするほど良いわけでもありません。もっとも、副交感神経の過活性は通常は極めて大きなショックやストレスによって引きこもり的に起きるもので、少々だらけてみたり、私のようにそこらで居眠りしまくっている程度ではならないと思いますので、ご安心(?)ください。
困難に立ち向かうべき時には交感神経が活性化して「アクティベーション」してくれないと困るわけですし。弛緩する方法が有効であることがしばしばある、というのは、「ストレス下に置かれている人は交感神経の活性化が常態化しているケースがしばしばある」ためであり、弛緩さえすれば、副交感神経優位ならば、いつも全てがうまくいく!ってことはないわけですね。
◆
そういえば、武術の一部の書籍などでも、「脱力」が強調されていることがありますが、これも、武術の特殊な(相手が襲ってくるような)状況設定ゆえに「緊張しすぎ」になりがちなところを「適切な弛緩」を組み合わせることで、「適切な緊張」を保った構えや身体状態を得る助けになって、結果的に対応力が増す、というような意味なんだろうと個人的には理解しています(完全脱力にも私が知らない意味があるのかも知れないので何とも言えませんが)。
「緊張と弛緩のバランスが取れた姿勢を獲得する」「敵対的な相手を前にした状況設定でも適切に対応しやすくなる」効果が得られるならば、勇猛な武術流派の稽古も立派な「リラクゼーション」と言えるかもしれないですね。
◆
なお、Tさんの発表では、クラニオセッションを通じ、受け手の方の身体は自ずから「リラックス」か「アクティベーション」か、今必要な方に向かって変化することがしばしばであるため、クラニオはよい「リラクゼーション手法」といえますね、というまとめで、なるほど、という感じでした。私も、ハンス・セリエの本を読むなりして、もう少しストレスとクラニオの仕組みについて説明できるようにならなくては、と感じました。
Tさんはクラニオの学びを元に、手軽に「クラニオ的なこと」もとい「手軽なリラクゼーション法」が素人の方でもセルフで体験できるような機会が作れないか模索中のようです。こちらの取り組みもどうなっていくのか、今後に注目ですね。
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ファイナルプロジェクトでは、同期のTさんがプレゼンで「リラクゼーション(正しくは「リラクセーション」だそうです。)」という言葉を説明されたのですが、ここで「リラクゼーション」は、「生体が少々の負荷に耐えられる、ストレス抵抗が高まった状態」という意味なのだと聞き、(出典は不明ですが、文脈からするとハンス・セリエの「ストレス学説」だと思います。違ったらすみません。)普段使われている「弛緩」的意味のとは異なることを知って少し驚きました。
Tさんは「リラクゼーション」に関連して、「「リラックス」という休息的状態と「アクティベーション」という活動的状態のバランスが状況に応じて上手に取れる」ことについても説明されていました。もっと簡単に言うと「目の前の物事に適切に対応できる状態」が「リラクゼーション」となりそうです。いずれにせよ、厳密には「弛緩させること=リラクゼーション」とは限らないってことですね。
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確かに、弛緩することが適切な場合も、あまり意味がない場合もあるというのはもっともです。どこかで書きましたが、「リラックス」を司る副交感神経も、過剰に活性化すると完全無気力状態になってしまうという側面があるくらいなので、弛緩すればするほど良いわけでもありません。もっとも、副交感神経の過活性は通常は極めて大きなショックやストレスによって引きこもり的に起きるもので、少々だらけてみたり、私のようにそこらで居眠りしまくっている程度ではならないと思いますので、ご安心(?)ください。
困難に立ち向かうべき時には交感神経が活性化して「アクティベーション」してくれないと困るわけですし。弛緩する方法が有効であることがしばしばある、というのは、「ストレス下に置かれている人は交感神経の活性化が常態化しているケースがしばしばある」ためであり、弛緩さえすれば、副交感神経優位ならば、いつも全てがうまくいく!ってことはないわけですね。
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そういえば、武術の一部の書籍などでも、「脱力」が強調されていることがありますが、これも、武術の特殊な(相手が襲ってくるような)状況設定ゆえに「緊張しすぎ」になりがちなところを「適切な弛緩」を組み合わせることで、「適切な緊張」を保った構えや身体状態を得る助けになって、結果的に対応力が増す、というような意味なんだろうと個人的には理解しています(完全脱力にも私が知らない意味があるのかも知れないので何とも言えませんが)。
「緊張と弛緩のバランスが取れた姿勢を獲得する」「敵対的な相手を前にした状況設定でも適切に対応しやすくなる」効果が得られるならば、勇猛な武術流派の稽古も立派な「リラクゼーション」と言えるかもしれないですね。
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なお、Tさんの発表では、クラニオセッションを通じ、受け手の方の身体は自ずから「リラックス」か「アクティベーション」か、今必要な方に向かって変化することがしばしばであるため、クラニオはよい「リラクゼーション手法」といえますね、というまとめで、なるほど、という感じでした。私も、ハンス・セリエの本を読むなりして、もう少しストレスとクラニオの仕組みについて説明できるようにならなくては、と感じました。
Tさんはクラニオの学びを元に、手軽に「クラニオ的なこと」もとい「手軽なリラクゼーション法」が素人の方でもセルフで体験できるような機会が作れないか模索中のようです。こちらの取り組みもどうなっていくのか、今後に注目ですね。
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HN:
朧 こと 今野
性別:
男性
自己紹介:
会社員生活の傍ら、手技セラピー「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」を学んでいます。
「★クラニオバイオリンク集」ではここ以外のクラニオバイオ関連サイトを紹介しています。
私自身のクラニオセッション等の活動は現在休止中です。
私のプロフィール的なものはこちら
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