クラニオセイクラル・バイオダイナミクスや身体に関する色々を気まぐれにつづります。
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気づけば2017年も最終日です。私は今年は仕事都合でアドバンスクラスも欠席し、クラニオ活動としては、交換セッションと知人に何度かセッションしたくらいなので、最近感じた雑感など。
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私は今年は何かを引き継ぐとか、それを後の人に伝える・残すといったテーマについて考えさせられる機会が多かったのですが、それに近いクラニオの話題として、他のプラクティショナーの方と話しているとき、仮に次の世代にICSB流クラニオを教えるとしたら何が重要なのか、という話が出たことがありました。
クラニオの場合、形・手順は必要ですが、学習者はそれだけ覚えてもあまり意味がなく、(何せ見た目上は相手に触れて静かにじっとしているだけなので)ICSBクラニオならではの質感ともいえるコアな部分が伝わることが重要では、という話の流れになったのですが、いざそういわれると、「コアな部分」って何だろう、と考え込んでしまいました。
クラニオに限らず、人が身体を使って行う特定流派の技術は、うまい下手の差はあっても、同門の人がその技術を行えば「概ね共通の結果(相手による違い等は度外視して)」と、質感として現れる「その技術・流派らしさ」があり、技術の手順なども含め、それらをなしているものが「コアな部分」で、教える側としては、創始者ほどでないにせよ、自らその「らしさ」を(知識としてだけでなく)体現して見せるのが重要だろう、というのが、その場の一応の結論でした。「これを変えたら・これがなければクラニオではない」といえる要素とでもいいましょうか。
学習者は講義を受けて、セッション回数を重ねるうちにそれらしきものを表現できるようになってくるのだと思いますが、中には自分の一方的な理解で明後日の方向に向かっていく人もいるのかもしれず、仮にそんな人に指導者として「それは間違っている」と説得する場合も、「コアな部分」の理解が十分でないと難しいのかもしれません。
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もっとも、セラピーの一種として「セッションの結果〇〇になる(可能性がある)」といった「結果」や、多くの人に短時間で伝わる「わかりやすさ」あるいは「手順そのもの」がより重要・そっちがコアだといった意見もあるかもしれず、その場合、質感であるとか、「形として見えない何か」等の曖昧な要素の方が、言語化困難で習得に時間を要する非効率的な物として除外されるかもしれません。実際、質感とか次世代の伝承とかは、私が伝統武術などをやっているから思うことで、セラピーとしては自分が出来れば問題ないのかもしれませんが。
個人的には、ICSB派クラニオの「コアな部分」に密接にかかわっている(気がする)要素をあえて言語化してみると、プラクティショナーニュートラルの精度、1次呼吸システムの理解と認識、ポーテンシーのはたらきの認識あたりかなと思いますが、私が勝手に思っているのか、そうでもないのか、ほかのクラニオ流派だとどう考えているのかもいまいち分かりません。こんなことを考えている私自身が明後日の方向に向かっているという可能性もあり得ます。私自身、セッションはICSB標準のものは一応できるつもりでいますが、「クラニオセイクラルワーク」という技術体系全体として見た場合、重要なことが全く分かっていないのかもしれず、多少経験を積んでもわからないことばかりです。
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というのも、ICSBの講座も、一応一定のカリキュラムはあるにせよ、我々が過去に聞いたテーマの講座内容も最新版だと若干内容の差し替えがあったりして、現時点でもいまだ技術は探索途上のように思われるためです。例えば、最近はアドバンスクラスでも1次呼吸そのものは一種のガイドとして扱い、1次呼吸のリズムにはあまり注目しない方向性で習っていますが、これも団体創設時から分かっていて、今応用編として教えているのではなく、後で明らかになってきたことなのではと思います。
この方向性の変化により、個人的にセッションはより安定して楽にできるようになったと思うのですが、「手順」「方向性」が変わっても習った側が瞬時に適応できるのは、ある程度セッションを経験して、(ICSB派)クラニオの「コアな部分」を程度の差はあれ、多少なりとも押さえているからだと思うので、その意味でも、「コアな部分」が何か、は考え続けていく必要があるのかなと思っています。
まあ、上記の如きは特に指導者でもない私が考えても仕方ないのですが、クラニオとは何で、回数が少ないなりにより良いセッションをするにはどうすればよいのか、等のヒントにはなりそうなので、何となく頭の片隅で考えています。最小限の活動の中でも、クラニオに対して色々な疑問や気づきは発生するので、今後も水面下において細々とでも探求していきたいところです。
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私は今年は何かを引き継ぐとか、それを後の人に伝える・残すといったテーマについて考えさせられる機会が多かったのですが、それに近いクラニオの話題として、他のプラクティショナーの方と話しているとき、仮に次の世代にICSB流クラニオを教えるとしたら何が重要なのか、という話が出たことがありました。
クラニオの場合、形・手順は必要ですが、学習者はそれだけ覚えてもあまり意味がなく、(何せ見た目上は相手に触れて静かにじっとしているだけなので)ICSBクラニオならではの質感ともいえるコアな部分が伝わることが重要では、という話の流れになったのですが、いざそういわれると、「コアな部分」って何だろう、と考え込んでしまいました。
クラニオに限らず、人が身体を使って行う特定流派の技術は、うまい下手の差はあっても、同門の人がその技術を行えば「概ね共通の結果(相手による違い等は度外視して)」と、質感として現れる「その技術・流派らしさ」があり、技術の手順なども含め、それらをなしているものが「コアな部分」で、教える側としては、創始者ほどでないにせよ、自らその「らしさ」を(知識としてだけでなく)体現して見せるのが重要だろう、というのが、その場の一応の結論でした。「これを変えたら・これがなければクラニオではない」といえる要素とでもいいましょうか。
学習者は講義を受けて、セッション回数を重ねるうちにそれらしきものを表現できるようになってくるのだと思いますが、中には自分の一方的な理解で明後日の方向に向かっていく人もいるのかもしれず、仮にそんな人に指導者として「それは間違っている」と説得する場合も、「コアな部分」の理解が十分でないと難しいのかもしれません。
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もっとも、セラピーの一種として「セッションの結果〇〇になる(可能性がある)」といった「結果」や、多くの人に短時間で伝わる「わかりやすさ」あるいは「手順そのもの」がより重要・そっちがコアだといった意見もあるかもしれず、その場合、質感であるとか、「形として見えない何か」等の曖昧な要素の方が、言語化困難で習得に時間を要する非効率的な物として除外されるかもしれません。実際、質感とか次世代の伝承とかは、私が伝統武術などをやっているから思うことで、セラピーとしては自分が出来れば問題ないのかもしれませんが。
個人的には、ICSB派クラニオの「コアな部分」に密接にかかわっている(気がする)要素をあえて言語化してみると、プラクティショナーニュートラルの精度、1次呼吸システムの理解と認識、ポーテンシーのはたらきの認識あたりかなと思いますが、私が勝手に思っているのか、そうでもないのか、ほかのクラニオ流派だとどう考えているのかもいまいち分かりません。こんなことを考えている私自身が明後日の方向に向かっているという可能性もあり得ます。私自身、セッションはICSB標準のものは一応できるつもりでいますが、「クラニオセイクラルワーク」という技術体系全体として見た場合、重要なことが全く分かっていないのかもしれず、多少経験を積んでもわからないことばかりです。
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というのも、ICSBの講座も、一応一定のカリキュラムはあるにせよ、我々が過去に聞いたテーマの講座内容も最新版だと若干内容の差し替えがあったりして、現時点でもいまだ技術は探索途上のように思われるためです。例えば、最近はアドバンスクラスでも1次呼吸そのものは一種のガイドとして扱い、1次呼吸のリズムにはあまり注目しない方向性で習っていますが、これも団体創設時から分かっていて、今応用編として教えているのではなく、後で明らかになってきたことなのではと思います。
この方向性の変化により、個人的にセッションはより安定して楽にできるようになったと思うのですが、「手順」「方向性」が変わっても習った側が瞬時に適応できるのは、ある程度セッションを経験して、(ICSB派)クラニオの「コアな部分」を程度の差はあれ、多少なりとも押さえているからだと思うので、その意味でも、「コアな部分」が何か、は考え続けていく必要があるのかなと思っています。
まあ、上記の如きは特に指導者でもない私が考えても仕方ないのですが、クラニオとは何で、回数が少ないなりにより良いセッションをするにはどうすればよいのか、等のヒントにはなりそうなので、何となく頭の片隅で考えています。最小限の活動の中でも、クラニオに対して色々な疑問や気づきは発生するので、今後も水面下において細々とでも探求していきたいところです。
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プロフィール
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HN:
朧 こと 今野
性別:
男性
自己紹介:
会社員生活の傍ら、手技セラピー「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」を学んでいます。
「★クラニオバイオリンク集」ではここ以外のクラニオバイオ関連サイトを紹介しています。
私自身のクラニオセッション等の活動は現在休止中です。
私のプロフィール的なものはこちら
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