忍者ブログ
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスや身体に関する色々を気まぐれにつづります。
Calendar
<< 2024/12 >>
SMTWTFS
1234 567
891011 121314
15161718 192021
22232425 262728
293031
Recent Entry
Recent Comment
Category
51   50   48   47   46   45   44   43   41   40   39  
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

クラニオ(バイオダイナミクス)のセッション中の姿勢について大雑把に書いてみます。


ここまでの記事で何べんも書いてますが、クラニオはやる人が長時間じっとしている技法なので、姿勢は重要です。時に数十分もじっとしているので、リラックスできるような、心地よい姿勢である必要があります。まあ、しんどくなった場合は受ける方に言って姿勢を直せばいいんですが、初心の頃は気後れして言えなかったりするし、しんどくなるような姿勢になること自体はセッション開始前に予測されてしかるべきなので、セッション前に十分に安定できる姿勢を整えた方がいいのは言うまでもないです。
…と同時に、だらっとしている姿勢も良くないです。だらっとしていると、自分で勝手に気持ちよくなって、受ける側を無視してセッションが進んだり、受ける方の身体システムの状況が良く分からなかったりしますし、ある程度姿勢をまっすぐにして、きちんと座っている方が結果的に身体の局部に負荷がかかりにくく、楽でもあります。これはまあ、多分他の技法でも同じでしょう。


クラニオセッションでは、受ける人にマッサージテーブル(大体高さ1メートル程度の、高さ調整ができる持ち運び用テーブル)の上に寝てもらい、やる人は椅子に座って、受ける方の身体に触れていきます。なので、まず楽な姿勢を取るために重要なのはベッドと椅子の高さです。やる人は実際に椅子に座ってみて、自分の身体に無駄な力が加わらない、適切な高さを確認し、ベッドの高さや椅子の高さを調整します。めんどくさいといえばめんどくさいのですが、この過程を無視して受ける方がベッドに乗ってしまうと、途中で簡単にベッドの高さ変更はできないので、自分に合わない高さのまま必死に姿勢を調整することになり、とても大変です。
後は、セッション途中で相手の方のベッドから多少高い位置(胸部など)に触れる時など、腕を上げる必要がある場合、何の対策もしないと腕が緊張してくるので、必要に応じてまくらやクッションなどを自分の肘の下に置いて高さを微妙に調整し、安定して触れ続けられるようにします。武術の鍛錬で、長時間腕を同じ格好で空中に固定していられるとかも可能性としてはなくもないですが、それも意識が緊張しますので、心地よさ重視で行きます。


私の場合、クラニオを習いたての頃は、武術稽古の影響か、「しんどいはずの状況でも、できるだけ楽にできるように」などと考え、わざわざしんどそうな姿勢を選んだりしてましたが、クラニオの場合は、「自分が可能な限り楽な状況・姿勢」をちゃんと見つけて設定しないと、自分がしんどいくらいですから、相手の人も同じくらいしんどかったりします。そんなわけで、否応なく、心地よい姿勢というやつを探るわけですが、楽なことのはずなのに、逆に結構苦労しました。実際、自分に関して言えば、それまで「できるだけ心地よく」ということを考える機会はありそうでなかったものです。日本人の頑張る気質みたいなものはよい面もあるが、そういう心地よさの探求を苦手とする面にもつながってくる気もしますね。

…と、随分抽象的になりましたが、全体の姿勢方針はこんな感じで、(だらけない程度に)使うべき道具は遠慮なく使って、心地よさを重視するというところですかね。姿勢がまっすぐとかの実際の身体の姿勢についてはまた今度書きます。

拍手[0回]

PR

コメント
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
トラックバック
この記事にトラックバックする →
プロフィール
HN:
朧 こと 今野
性別:
男性
自己紹介:
会社員生活の傍ら、手技セラピー「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」を学んでいます。

「★クラニオバイオリンク集」ではここ以外のクラニオバイオ関連サイトを紹介しています。

私自身のクラニオセッション等の活動は現在休止中です。

私のプロフィール的なものはこちら
最新コメント
[04/26 朧@今野]
[04/23 平田つぐお]
ブログ内検索
Template & Icon by kura07 / Photo by Abundant Shine
Powered by [PR]
/ 忍者ブログ