クラニオセイクラル・バイオダイナミクスや身体に関する色々を気まぐれにつづります。
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また間があいてしまいました。今回は10月のアドバンス講座つながりの話その2です。
前にも書いたように、この講座は主に肺がテーマだったわけですが、講座内容には、肺呼吸(2次呼吸)の状態の観察も含まれていました。クラニオセッションを受けると、受ける前に比べて肺呼吸も深くなることがわかりました、という感じのやつです。肺呼吸も1次呼吸とはまた違った人体のひとつのリズムと言えるわけですが、それを説明する際の先生の言葉に「身体の複数のリズムは互いに関連するものであり、実は皆1つの大いなるリズムの現れの違いかもしれない」というものがあり、なるほどと思わされました。
◆
これは、人体の複数のリズム全てを統括する1つのリズムがあるのかも、とも解釈できますが、若干捻って解釈すると、「身体の複数のリズムの調和がその人全体のリズム」とも言えるのかもしれません。そのため、1つのリズムの調和が取れれば、他のリズムの状態も影響を受け、結果として全体の調和状態も変わるかもしれません。例えば、何らかの呼吸法により肺呼吸の状態が変われば、それは心臓の鼓動や臓器の動き、あるいは(リズムと言わないかもしれないが)神経伝達物質の流れにも影響を及ぼす、というような。
リズムというのは、大雑把な表現ですが、ここでは「身体各部の規則的な反復する動き」というような意味で使っています。肺呼吸には、吸ったり吐いたりの半ば自動的・半ば意識的な動きがあるわけですし、1次呼吸は全身各部がごくごく微かに開いたり閉じたり(実際は複数の動きが組み合わさっているので細かい表現が難しいですが)するような規則的な動きを生み出します。
◆
私もクラニオをやる人ですから、「1次呼吸こそ人体の最も根源的なリズムなのだ(ドヤァ)」みたいに、無意識のうちに序列をつけて考えていたところがあったかもしれませんが、先生の話を聞いて、身体のリズムのうち、別にどれが一番偉いってことはないよな、という当たり前のことを再認識しました。
クラニオ・バイオダイナミクスの考えでは、1次呼吸は発生学的に、受精卵の時点から存在するリズムとされており、「編成のフォース」などと呼ばれています。人が自分のからだを再構成する力で、成長してからもその力は全身に影響を及ぼしているから、その力を利用して自分の状態を再構成できるというところです。クラニオ・バイオダイナミクスではその力が発揮されやすいように静かな環境をセッションで提供するわけですね。
人には受精卵の時点から「中心線・基準線(ミッドラインとよばれる)」があり、受精卵はその部位を中心に働く自律的な動き(1次呼吸)に導かれるように丸まったり反ったりする動きを繰り返しながら胎児としての形を成していくわけですが、DNAという設計図があるとして、その成長の工程を実際の動きとして表現しているリズムが1次呼吸、といえるかもしれません(※)。
ちなみに誕生以降は、脊椎に沿うようにして、脳脊髄液が流れているあたりの位置に1次呼吸の動きの中心がくるので、「形のある脳脊髄液の流れの状態を観察することで、形のない1次呼吸というフォースの動き・状態を間接的に判断する」ことはできますが、脳脊髄液の流れが1次呼吸なのではないです。
そのため、1次呼吸は「人のからだが3次元世界に現れて一番最初に表現するリズムかもしれん」とは一応言えると思うんですが、それがすべてのリズムの上位にあるかというと、そんなことはないわけです。当たり前ですが、心臓の鼓動は1次呼吸を原動力として起きるわけではないですし、肺呼吸(2次呼吸)も同様です。それらの臓器は鼓動や2次呼吸による動きとは別に「1次呼吸によって動かされている動きのパターン」を別に持っているので、両者は違うリズムですし、主従関係もないわけです。ちなみに、1次呼吸と2次呼吸は全然表現が違いますが、その分両者を同時に意識に入れるのは結構難しく、スキルが必要でした。
◆
身体のリズムにかかわるワークにも様々なものがあると思いますが、リズムに主従関係がないように、これもやはりどれが偉いというものでもなく、いずれかに適切にかかわることができれば、どこにかかわっても何がしかいいことはあるのではないかと思います。まあ、クラニオは主に1次呼吸を基準にアプローチしつづけるのみ、という感じですね。
※
この辺の胎生学の知識は我ながらほんと曖昧な部分が多いなと思います…。ちょっといい加減なことを書いている気もするので、話半分くらいに捉えていただければと。自分の中でもう少し整理したいところです。ちなみに、胎生学の学問分野で1次呼吸という概念が一般的なわけではないですが、受精卵がミッドラインを軸に変化していく自律的な動きそのものは物理的に観測されているようです。その働き(1次呼吸とされてるもの)がどこからどうやって生じているのかは不明です。何ら臓器がない細胞1個の時から勝手に動いて分裂したりしていくのだから本当に謎です。
前にも書いたように、この講座は主に肺がテーマだったわけですが、講座内容には、肺呼吸(2次呼吸)の状態の観察も含まれていました。クラニオセッションを受けると、受ける前に比べて肺呼吸も深くなることがわかりました、という感じのやつです。肺呼吸も1次呼吸とはまた違った人体のひとつのリズムと言えるわけですが、それを説明する際の先生の言葉に「身体の複数のリズムは互いに関連するものであり、実は皆1つの大いなるリズムの現れの違いかもしれない」というものがあり、なるほどと思わされました。
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これは、人体の複数のリズム全てを統括する1つのリズムがあるのかも、とも解釈できますが、若干捻って解釈すると、「身体の複数のリズムの調和がその人全体のリズム」とも言えるのかもしれません。そのため、1つのリズムの調和が取れれば、他のリズムの状態も影響を受け、結果として全体の調和状態も変わるかもしれません。例えば、何らかの呼吸法により肺呼吸の状態が変われば、それは心臓の鼓動や臓器の動き、あるいは(リズムと言わないかもしれないが)神経伝達物質の流れにも影響を及ぼす、というような。
リズムというのは、大雑把な表現ですが、ここでは「身体各部の規則的な反復する動き」というような意味で使っています。肺呼吸には、吸ったり吐いたりの半ば自動的・半ば意識的な動きがあるわけですし、1次呼吸は全身各部がごくごく微かに開いたり閉じたり(実際は複数の動きが組み合わさっているので細かい表現が難しいですが)するような規則的な動きを生み出します。
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私もクラニオをやる人ですから、「1次呼吸こそ人体の最も根源的なリズムなのだ(ドヤァ)」みたいに、無意識のうちに序列をつけて考えていたところがあったかもしれませんが、先生の話を聞いて、身体のリズムのうち、別にどれが一番偉いってことはないよな、という当たり前のことを再認識しました。
クラニオ・バイオダイナミクスの考えでは、1次呼吸は発生学的に、受精卵の時点から存在するリズムとされており、「編成のフォース」などと呼ばれています。人が自分のからだを再構成する力で、成長してからもその力は全身に影響を及ぼしているから、その力を利用して自分の状態を再構成できるというところです。クラニオ・バイオダイナミクスではその力が発揮されやすいように静かな環境をセッションで提供するわけですね。
人には受精卵の時点から「中心線・基準線(ミッドラインとよばれる)」があり、受精卵はその部位を中心に働く自律的な動き(1次呼吸)に導かれるように丸まったり反ったりする動きを繰り返しながら胎児としての形を成していくわけですが、DNAという設計図があるとして、その成長の工程を実際の動きとして表現しているリズムが1次呼吸、といえるかもしれません(※)。
ちなみに誕生以降は、脊椎に沿うようにして、脳脊髄液が流れているあたりの位置に1次呼吸の動きの中心がくるので、「形のある脳脊髄液の流れの状態を観察することで、形のない1次呼吸というフォースの動き・状態を間接的に判断する」ことはできますが、脳脊髄液の流れが1次呼吸なのではないです。
そのため、1次呼吸は「人のからだが3次元世界に現れて一番最初に表現するリズムかもしれん」とは一応言えると思うんですが、それがすべてのリズムの上位にあるかというと、そんなことはないわけです。当たり前ですが、心臓の鼓動は1次呼吸を原動力として起きるわけではないですし、肺呼吸(2次呼吸)も同様です。それらの臓器は鼓動や2次呼吸による動きとは別に「1次呼吸によって動かされている動きのパターン」を別に持っているので、両者は違うリズムですし、主従関係もないわけです。ちなみに、1次呼吸と2次呼吸は全然表現が違いますが、その分両者を同時に意識に入れるのは結構難しく、スキルが必要でした。
◆
身体のリズムにかかわるワークにも様々なものがあると思いますが、リズムに主従関係がないように、これもやはりどれが偉いというものでもなく、いずれかに適切にかかわることができれば、どこにかかわっても何がしかいいことはあるのではないかと思います。まあ、クラニオは主に1次呼吸を基準にアプローチしつづけるのみ、という感じですね。
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この辺の胎生学の知識は我ながらほんと曖昧な部分が多いなと思います…。ちょっといい加減なことを書いている気もするので、話半分くらいに捉えていただければと。自分の中でもう少し整理したいところです。ちなみに、胎生学の学問分野で1次呼吸という概念が一般的なわけではないですが、受精卵がミッドラインを軸に変化していく自律的な動きそのものは物理的に観測されているようです。その働き(1次呼吸とされてるもの)がどこからどうやって生じているのかは不明です。何ら臓器がない細胞1個の時から勝手に動いて分裂したりしていくのだから本当に謎です。
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HN:
朧 こと 今野
性別:
男性
自己紹介:
会社員生活の傍ら、手技セラピー「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」を学んでいます。
「★クラニオバイオリンク集」ではここ以外のクラニオバイオ関連サイトを紹介しています。
私自身のクラニオセッション等の活動は現在休止中です。
私のプロフィール的なものはこちら
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