忍者ブログ
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスや身体に関する色々を気まぐれにつづります。
Calendar
<< 2024/04 >>
SMTWTFS
123 456
78910 111213
14151617 181920
21222324 252627
282930
Recent Entry
Recent Comment
Category
165   164   163   162   161   160   159   158   157   156   154  
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

前回の記事アップ後、何か書くようなことがあるかと思いきや、特にないまま年末を迎えてしまったので、今年の自分と関係がありそうなクラニオ活動を軽く振り返ってみます。

■クラニオ宣伝面
相変わらずクラニオバイオダイナミクスはマイナーな技法と思いますが、先の日記に書いたように、私のクラニオの先生のバードレイナさんが一般の方向けに日本では初めて講演をされ、結構多くの方が来られていたのは、日本クラニオバイオダイナミクス界(かなり狭い「世界」ですが)にとって大きな出来事だったのかなと思います。

なお、バードレイナさんの講演はその後youtubeにアップされています。


また、私は関わっていませんが、クラニオバイオダイナミクスをアピールする目的のきれいなサイトもICSBの一部の方によって鋭意製作中とのことです。どんどん活動して、早いところ私のこの妙なブログがクラニオ情報の中で微妙に目立っている状態を解消してほしいものです。サイトが公開されたらこのブログでも紹介したいと思います。

私自身は(他の身体技法を見ていて、広まる事によるリスクも感じるので)クラニオがどんどん広まればいいと必ずしも思っているわけではないですが、今年から始まった、木村さんがティーチャーを務める新体制でのICSB教程も結構な参加者数で進捗しており、本当に学びたいと思っている方がクラニオと適切に出会えるきっかけや学びやすい環境は今年の動きを機に増えていくといいなと思います。


■自分の活動方針
一方の自分の活動ですが、今年の前半はそれなりに動き回ったものの、色々思うところがあり、自分のセッション活動は「私にとって身近な方のサポート」と「これからICSBでクラニオを学びたい・学んでいる方のサポート」に絞ることにしました。詳細は当ブログ右メニューからもリンクを貼っている「クラニオセッションご希望の方へ」の通りです。私の場合、もともとクラニオ活動は営利目的でなく、効果の標榜などもしないし、セラピスト的活動を主要な生業とする事にも違和感がずっと付きまとっているので、もともとこの辺りが無難な線なのだろうと思います。

主な理由としては、1つは自分の様々な面のキャパシティの問題から、ある程度素性が判っていて信頼できる方にセッション対象を絞りたいと思ったこと、もう1つは特に何らかの技術を学んでいるセラピストの方に実施した場合(このブログの小難しい表現のせいか、過去に来られた方の大半はセラピストかそれ相当の立場の方だったので)、ほとんどの例では1回簡単な説明やセッション実施をしても、お互いほとんど得るところはないように感じたことです。
相手の方の表現に合わせたり、平易なたとえを使って説明したつもりが、結果的に誤解されることも多かったようで、私の所に来る時間と予算があるならば、クラニオ関連の書籍でも買って読んだ方がその方のためになったのではないか、と思う事もありました。

そもそも、「治療」や「健康法」に関心がいまいち薄く、セッション時間の制約も多く、正式に技術を教えられる立場でもない私では提供できる内容も非常に限られるので、初見の方が目に見える効果や長期間のセッションを求めるならば病院や他のセラピストの方のもとに、何となくクラニオについて知りたいなら書籍を購入するなりし、技術を学びたいと思っているなら、前述のように学べる機会も広がっているので、(ICSBでも、それ以外でも)しっかりした講座に参加されるのが適切と思います。もちろん、クラニオバイオダイナミクスをしっかり学ぶつもりがある方の講座参加前の相談には応じるつもりですが。

そんなわけで、私は基本的に身を潜めていくつもりですが、ICSB教程受講生の方の教程の一環としてのセッション実施や、今年も協力した「癒しと憩いフェス」などのICSBとしての宣伝的なイベント出展などには今後も出来る範囲で協力していきたいと思っています。


■探究テーマ・問題意識
今年新たにでてきた探究テーマについてです。
ひとつは、前の記事にも書いた、今年10月のアドバンス講座で紹介された、これまでと若干違う新セッション手順についてです。この手順、1次呼吸システムを認識したり、クラニオで言う身体のエネルギー「ポーテンシー」が様々な調整の働きを起こすなど、概要自体はこれまでと同じ気がするのですが、やったり受けてみると、これまでと体感が違う気がしています。大まかに言うと、既存の方法だと、セッション中受けた側が瞑想的な静かな眠りに入りやすく、新しい方法だと穴に落ちたかのようにストンと深く寝やすい感じです。
セッションの結果による身体の変化自体はだいたい同じ気がするのですが、新旧方法を使う場面は違うのか(ほとんどは術者でなく受ける方の身体が判断することですが)、起きている過程で何らか差異はあるのかなど、この新手順は来年度も探求のテーマとなりそうです。

もうひとつは、英語クラニオ本の存在です。前の記事にも書いたように、今年2冊非常にアバウトに流し読み、1冊は一応読了、1冊はまだ途中です。解剖学用語をいちいち辞書で調べず深く読んでいないことと、著者の方々と私では経験に圧倒的な差があるとはいえ、何だかんだで同じ技法を学んでいることもあってか、正直、技法面での記述には参考にするほどの目新しさはない気がしています。
むしろ、これまでいまいち謎だったクラニオバイオダイナミクスの歴史や胎生学の基礎知識など、技能と関係ない部分で色々明らかになったことがあったので、(これも記事に書いたとおりです)残りの1冊も来年には読み終えるとして、今後もこれぞという本があればちまちま読んでいきたいところです。


■日常感じるありがたみ
私自身はクラニオセッションをどのような立ち位置で行うか、結局受けると何が良いのか(こういったことに主に効果的、という説明は講座中もちろんありますが、鵜呑みにしてよいのか良く判らないので、自分が納得している点以外はこのブログにはあまり書いていません。)、という面に関して自分の中でいまいち明確な答えがなく、ずっとテーマになっているのですが、これと少し関連して、今年は「クラニオの小さなありがたみ」を身近に感じる機会がしばしばありました。

例えば、私は今年、会社で若干業務内容が変わったこともあり、今年はここ何年かの中では比較的ストレスを感じる頻度が多い年でした。そんな中でも、クラニオの「プラクティショナーニュートラル」の概念や「1次呼吸やスティルネスはどんな時にも存在する」といった知識とそれらに戻れる感覚があると、ストレスを感じた直後に即座には戻れないことはあるにせよ、昼休みや帰りの電車などで落ち着きなおすことで、これまでより出来事に付随したストレスを手放しやすく、日々良く休息することができたように思います。これはクラニオを学んだ恩恵の一つと感じました。クラニオの存在や知識が自分にとっての深い「リソース(クラニオ用語。自分の基盤や安心感につながる身体感覚といった意味)」になっているというところでしょうか。

同様に、交換セッションなどでセッションをを受けると、何だかんだで自分にも様々な日常の疲労が溜まっていることをしばしば認識し、それに対してともかく深い休息の機会が得られる点は素直にありがたいと思える点でした。クラニオで何かが難しい状態の改善に役立つという面もあるのでしょうが、それ以前に、受けると休めて楽になる、というごく単純なことや、先のリソースの例など、自分の普段のあり方に密かに恩恵を感じている点などにクラニオの良さや自分にとってのクラニオを判りやすく説明できるヒントがある気もしています。


短くまとめるつもりがいろいろ書いてしまいましたが、
来年はより自己のクラニオ探求テーマに忠実に行きたいところです。
それでは良いお年を。

拍手[1回]

PR

コメント
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
朧 こと 今野
性別:
男性
自己紹介:
会社員生活の傍ら、手技セラピー「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」を学んでいます。

「★クラニオバイオリンク集」ではここ以外のクラニオバイオ関連サイトを紹介しています。

私自身のクラニオセッション等の活動は現在休止中です。

私のプロフィール的なものはこちら
最新コメント
[04/26 朧@今野]
[04/23 平田つぐお]
ブログ内検索
Template & Icon by kura07 / Photo by Abundant Shine
Powered by [PR]
/ 忍者ブログ