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クラニオセイクラル・バイオダイナミクスや身体に関する色々を気まぐれにつづります。
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ICSBの「チューター」である木村さんのサイト「クラニオジャパン」に
「クラニオコラム」というコンテンツができていると遅まきながら気づきました。
読みやすく興味深い内容なので、クラニオやボディワークに興味を持っておられる方には
おすすめです。以下ページの左わきのメニューから入れます。

◆クラニオジャパンHP
http://www.cranio-japan.net/

木村さんは通常のクラニオセッション以外にも「イントロダクションコース」という、
(ICSBの)クラニオ・バイオダイナミクスの概要紹介講座を開いています。
私自身も木村さんのこの講座の受講をきっかけにICSBの講座の存在を知ったひとりで、
木村さんには、学び始めから現在までお世話になりっぱなしです。

細かい技術の紹介はありませんが、「クラニオバイオダイナミクスをやる側」を
少し体験してみたい方はこのイントロダクションコースに参加されるのもよいかもしれません。
私が学んだICSBのクラニオ基礎コースは国内では当面新規開催の見込みがなく、
また、現在開かれているコースに途中から入ることもできないため、
このイントロコースはISCBのクラニオについて開かれている貴重な場といえますね。

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クラニオを視点を変えつつ何べんも説明してみようとする試みの一部ということで、今回は「クラニオ・バイオダイナミクス(以下クラニオ)とエネルギーワークの違い」を考えてみます。

エネルギーワークについては私は専門家ではないですが、クラニオを学ぶ前に、直伝靈氣というエネルギーワークの講座を受けたことがあり、それ以外にも好奇心からいくつかのエネルギーワークを受けたことがあるため、それらの経験をもとに語ってみます。なお、この文はあくまで両者の違いを述べることでクラニオの特徴を際立たせることが目的であり、エネルギーワークになんらもの申す意図はありません。ご了承ください。


◆クラニオは見た目が見た目だが
さて、クラニオ・バイオダイナミクスはセッションの見た目だけ記述すると「相手の方の体に静かに触れて十数分かそれ以上じっとしている。」となるので、見た目からは何が起きているのか非常にわかりにくい部分があります。
そのため、相手の身体に触れているか、もしくは相手に向かって手をかざしてじっとしているようなエネルギーワークの一種と時には勘違いされることもあるかもしれません。でも、(少なくとも私が学んだものは)これらの体系とやっていることが色々と違います。


◆エネルギーワークの特徴(仮)
まず、エネルギーワークとはそもそもなんだという話ですが、私自身の理解では、エネルギーワークとは、呪文なり印なり意識の集中なりを用いて何らかのエネルギー波長と同調し(別の言い方だと「エネルギーを通し」とか「エネルギーを召喚し」)その状態で相手の方のエーテル体(人間の肉体の周囲に存在するとされる電磁的場)に触れて何かを行ったり、受ける人の身体の内部にエネルギーを送り込む、などを行う技法である…と思っています。

エネルギーを扱う技法としては、より複雑な「儀式魔術」のような領域もあるようですが、それについて私は詳しくないので、詳細はここでは割愛します。ただ、複雑な技法であっても、「あるエネルギーと同調した術者が、その状態を維持しつつ、受ける側(時には人間でない場合もあるのかもしれないですが…)に向きあい、相手の何がしかの変容を意図して働きかけを行う」という基本構造は「エネルギーを扱うワーク」である限りおそらくほぼ共通と思います。こういった世界では、自分の内部のエネルギーを消費するのではなくて、あくまで自分の身体は外部のエネルギーの通り道のようなものとして扱うなんていいますね。

なお、エネルギーの由来がどこなのか(例えば○×次元のエネルギーとか)やそれぞれのワークの効果については色々な説や説明があるようですが、これについても、私は説明できる立場にないのでノーコメントです。専門家の方が答えてくださるでしょう。私の体験から言えるのは、エネルギーの出所や効果については不明であるものの、そういったエネルギーは確かにある程度敏感なら感じられるし、色々な種類もあるようだし、受ければなにがしかの体感もある、ということくらいです。


◆エネルギーワークとクラニオとの違い1
比較の対象が対象だけに、スケールの大きな話となりましたが、クラニオ・バイオダイナミクスと上記で説明したエネルギーワークとの違いは、簡単にまとめると、例えば以下等が挙げられます。
 「エネルギーは使わない、少なくとも意図して同調しない」
 「相手に対して働きかけを行わない」
 「相手の物理的な体の動きを主に認識し、向き合う対象とみなしている」
 「開始前にセッションに明確な目的を定めない」
以下、順に説明してみます。

はじめの「エネルギーは使わない、意図的に同調しない」は、文字通り、クラニオでは相手に触れているだけで、相手にエネルギーを送ったり、術者自身が自ら「エネルギーを同調させて」対処したりしないという意味です。なお、受ける側の身体内部のエネルギー的な流れ(ポーテンシー)に方向付けを与える「Vスプレッド」という技法もありますが、その流れが「受ける方の体内のエネルギー」であったとしても、術者はあくまで受ける方の身体内で起きていることに意識を向けるだけで、外部のエネルギーと同調したり、自分の身体からエネルギーを送るわけではない、という意味では、やはりエネルギーワークとは異なるといえます。

第2の「相手に対して働きかけを行わない」は、これまで何度も書いてきたように、クラニオの術者は受ける側の状態には介入せず、ひたすら「プラクティショナーニュートラル」の状態で静かに待ち続ける(必要に応じてその状態のまま対応を行う)ことがセッションの中心、という意味です。おそらくたいていのエネルギーワークは、エネルギーを介して受ける側に微細なれども何らかの働きかけを行うと思うので、その点は異なると言えます。

◆エネルギーワークとクラニオとの違い2
第3の「相手の物理的な体の動きを主に認識し、向き合う対象とみなしている」というのは、文字通り、クラニオで感じているのは、物理的肉体の微細なリズム(規則的な動き)であって、どんなに細かかろうとそれは物理的に存在しているものである、ということです。事実、それらの動きは機械や映像でも観測できるとのことです。
クラニオでは細かなリズムである「1次呼吸」であるとか、先ほど記述した「Vスプレッド」使用時などに観測対象となる「ポーテンシー」などをセッション中に体感することがあります。特に、1次呼吸の種類の中でも「ロングタイド」くらい細かくなると、感触としては粒子がさらさらと動いている感じで、あるのかないのかよくわからないこともあります。
しかし、それらの働きやその源が何であれ、体の内部の色々な働きを「身体から伝わる微細な動き」を介して存在を認識しているという点は共通です。物理的な肉体を介して色々なフィードバックを得ているという意味では、ほとんど形がないような対象を扱っていても、クラニオは「ボディワーク」といえると思います。

第4の「開始前にセッションに明確な目的を定めない」は、エネルギーワークの場合は「○×のためのワーク」とサービス名に銘打ってあることが多いように、セッション目的が始める前からある程度明確であったり、手順がほぼ決まっている(と思われる)のに対し、クラニオセッションは実際に相手の方に触れて始めるまでその後の展開や着地点は明確にはわからないということです。責任放棄ではなくて、そういう態度を徹底することで効果を発揮できる技法なのです。
「受ける方のポジティブな意味での変容を期待している」という点では両技法の目的はおおむね共通と思いますが、クラニオではあくまで受け手の方の身体が今できることや、触れてみて実際に起こってくる反応にアドリブ的に対応(見た目はじっとしていますが…)します。そのため、受ける方の希望にできるだけ対応する心づもりではいるものの、実際に行うことは、ともかく「(術者が「プラクティショナーニュートラル」であり続けることで) 受ける方の身体が適切に変容しやすそうな環境を用意すること」であり、「何かの目的に向かって身体に働きかけを行う」という方針はありません。



…私がいま思いつく両技法の違いとしては、こんな感じです。もちろん、エネルギーワークの世界も広いと思うので、上記の説明に当てはまらない技法もいろいろあるだろうと思っています。
書いていたら何やら話がまほう的になってきたので、かえって混乱を招きそうな気もしてきましたが、クラニオの特徴を若干なりともイメージできる素材の1つとなれば幸いです。

拍手[6回]


先日、クラニオのスーパービジョン(本講座の復習会のようなもの)にアシスタント役として参加しました(そんなに大層なことをするわけじゃないですが)。私の次の期のICSB基礎教程を学んでおられる方々、いうなれば我々にとっては後輩にあたる方々むけに開かれたものですが、以前学んだ内容でも、手伝う側として参加してみると色々な発見があり、とてもためになりました。


その中で、ICSBのクラニオ・バイオダイナミクス基礎教程で学んだ方々がより連携できないか、という話が出ました。後輩の方々はなにやらそれを意識した取り組みを考えているとか。我々の同期では出そうで出なかった企画です。取り組みといえば同期オンリーのクローズなmixiコミュニティがあるくらいです。しかも現在はほとんど使われていないという…。

考えてみれば、このブログではICSBという名前をしばしば挙げていますが、「クラニオ」で検索しても、ICSBの講座の存在自体があまり目だってない気もします。日本のICSB事情は若干複雑でして、そもそも海外からICSB代表の先生を招聘している団体はあくまで講座の主催者というだけで、日本には「ICSB日本支部」みたいなかっちりした組織がなかったりします。そのあたりも影響してるんでしょうか。

また、基礎教程卒業生に関しても、おそらく現状は仲の良い人同士が個人的に交流している状態で、基本的に皆ばらばらに活動しているものと思われます。例えば、このブログも私が突如思いついて勝手に書きはじめた代物で散発的な取り組みの1つといえます…。


まあ、かっちりした組織になるといろいろめんどくさそうですし、メンバーは皆全国に散らばっているので、そうそう簡単に会えないということはあります。また、個々人で価値観の差ややりやすいスタイルもあると思うので、現状でよい面もあるとは思うんですが、確かにICSB学習者同士のつながり、特に上下の期をまたぐつながりの機会はあまりない気もします。私もすでに3,4年は学んでいる後輩の方の状況を今回のスーパービジョンで初めて知りました(私が他と交流がなさすぎるだけの可能性もありますが…)。

ICSB関係者がつながりを持つ場所としては、基礎教程の卒業生のみが参加するアドバンス講座が結果的にその役割を果たしているようですが、居るのはもちろん卒業生だけです。現在基礎教程を学んでいる方、基礎教程から一度脱落したもののまた再開したくなった方や、セミナー1のプレ講座である「イントロダクションコース」を受けた状態で、先に進みたいのだが、止まってしまっている方々などとの交流は少々難しそうです。

また、残念ながら現時点で、国内では新規の基礎教程セミナー1開催の予定がないので、やる気のある方はいても、日本国内のICSB基礎教程卒業生はなかなか増加しそうもありません。ICSB講座はスイスやイタリアでもやってるので、国外まで受けに行くこともできるんでしょうが、英語圏まで長期間遠征できる勇者は数少ないと思いますし…。


そんなこんなで割と単発的に動いている日本国内のICSB基礎教程卒業生は(開業しているか否かを問わず、)おそらく40名程度と思われます。ただ、卒業生は、私の代でも少なくとも数年以上は学んでいるため、ある程度の個人差はあるにせよ、クラニオ・バイオダイナミクスに関しては相応の理解や実力を持っていると思います。クラニオをやっていなくても、その知見を別のワークや業務に生かしている例もいろいろありそうです。そういった人々が、今後の展開によって広くつながりを持つことができれば、日本のクラニオにも何か新たな動きが生まれるんのかもしれません。

ほかのクラニオ団体や関係者との連携もできればなお良いのでしょうが、他団体ともなると、技法体系の違いのみならず、同じバイオダイナミクス系でも、セッション手順やクラニオに期待する役割、ベースとなる世界観の違いなどがデリケートな問題として出てくるかもしれず、なかなか難しい面がありそうです。同名の武術流派を学ぶ人でも、自分が就いた先生によって動きの見た目や戦術が結構違うようなものですね。こういう問題はいろいろ難しいです。まあ、その意味で、まず身内から仲良くしていきましょうというのは、現実的な選択肢だと思います。


ともあれ、私としても、クラニオをすごく有名にしたいとまでは思わないまでも、クラニオという名前を聞いたらある程度人がおおよそどんなものかイメージしてくれたり、クラニオを必要とする(受けたい、学びたい問わず)人が求めた時に、相応の質を持つ講座やプラクティショナーに気軽に手が届くようになってもよいのではとは思います。
私も時々気力が尽きたりしていますが、私なりにできることは地道にやっていこうと、今回の後輩の方々の取り組み案を聞いて思いました。

とりあえず、私がすぐできることとして、「クラニオバイオ関連リンク」を若干更新してみました。
http://craniolife.iga-log.com/Entry/80/

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今週も本当にどうしようもなくネタがなく、私のクラニオ方面主張欲求も完全に枯れ果てた状態で途方に暮れていたのでありますが、そんな状態でなんとなく海外のクラニオサイトを見たら、以下のようなお祭り的知的イベントを発見したので、共有します。

題して『Breath Of Life Conference』

以下↓がサイトです。
http://breathoflifeconference.co.uk/

このイベントはこの10年ばかり、2~3年に1度くらいの割合でやっていて、
次の開催は2013年の5月25,26日だそうです。場所はロンドン。

前回の2011年開催の内容をざっと見ると、この集いはクラニオバイオダイナミクスの熟練プラクティショナー・Michael Kern氏(日本でも彼のクラニオ本「ウィズダム イン ザ ボディ」の翻訳版が出てます)が主催していて、クラニオの専門家のみならず、いろいろなボディワークや各種サイコセラピー、胎生学なども修めたユニークな専門家たちの話が聞けるみたいです。登壇者にはクラニオ・バイオダイナミクスにも影響を与えているトラウマワーク「ソマティック・エクスペリエンス」創始者のPeter Levine氏などの名前もありますね。そして、カンファレンス終了後には、数日にわたり、このLevine氏はじめ登壇者何名かのワークショップもあった模様。

クラニオ用語であるところの生命の息吹ことブレス オブ ライフの名を冠する集いだけあり、人を機械的でなく、動的・有機的にとらえるような世界観を持つ身体技法体系の有名人たちが集まってくるのでしょうか。伝統武術の人なんかも出てくれば面白そうなんですが、さすがにそれはないか。
私は対人スキルの貧弱さと英語力の自信なさから、海外と聞くだけで、すさまじい緊張を覚えてしまうのでありますが、それでもなお、この豪華な催しにはなかなか興味をそそられるものがあります。来年、海外恐怖症に震えながら行ってみるのも一興…なのでしょうか。

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クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの書籍を扱っていた「エンタプライズ出版社」が「産学社 エンタプライズ」として活動を再開したようです。

★産学社 エンタプライズHP(通販もできます)
http://eppub.jp/


クラニオセイクラル・バイオダイナミクスに関する日本語書籍は、この技法のマイナーっぷりを象徴するかのように、(多分)この出版社のものしか存在していないので、活動再開はありがたい限りです。また新しいクラニオ本が出ることもあるのでしょうか。

この出版社自体はクラニオの本以外に、オステオパシーやカイロなど、主に手技療法に関する色々な種類の本も扱っています(というか、クラニオの方が明らかにサブですが)。
現時点では、エンタプライズ出版社時代に扱っていた本の全てが購入できるわけではないようですが、これからのラインナップの充実が期待されます。クラニオ以外にも面白そうな本があったので、活動再開記念に私も興味があったものが復刊したら購入しようかと考えています。

クラニオ関連では、来年1月に、絶版になっていたフランクリン・シルズの「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」が再販されるとありますね。ちなみに、全くもってお手軽価格ではない(諭吉さん1.5名以上)ので、もし購入を考えている方は、事前予約で10%offになるという今のうちに確保しておくことをお勧めします。

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プロフィール
HN:
朧 こと 今野
性別:
男性
自己紹介:
会社員生活の傍ら、手技セラピー「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」を学んでいます。

「★クラニオバイオリンク集」ではここ以外のクラニオバイオ関連サイトを紹介しています。

私自身のクラニオセッション等の活動は現在休止中です。

私のプロフィール的なものはこちら
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