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クラニオセイクラル・バイオダイナミクスや身体に関する色々を気まぐれにつづります。
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◆
最近当ブログの話題の脱線が著しいので、他の身体関係の方のブログなどを眺めつつ、方策を考えました。そして、私自身にクラニオ話題の発言意欲がないならば(実際色々書いてしまったからあんまり言いたい事ってないんですよ…)、クラニオバイオのHPコンテンツを片端から日本語訳すればネタなど幾らでも作れるだろう、という結論に達してしまったので、英語が殊更得意なわけでもないのに無謀にも翻訳を試みることにしました。間違っていたらすみません。とりあえず、身近なクラニオ話題や身体っぽい話題がない時に実行します。
まずは私が学ぶICSBのHPから「バイオダイナミクス」というコンテンツの「OVERVIEW」とある部分からやってみます。クラニオバイオダイナミクスって何だという部分ですね。()は私が付け足した部分です。その他色々意訳しています…。
映語堪能な方はこちら⇒ http://www.craniosacralbalancing.com/en/biodynamik/?navid=3 が原文なので、そちらを直接ご覧頂ければと。
<以下翻訳部>---------------------------------------------
バイオダイナミクスの解説
(◆クラニオとブレスオブライフ)
クラニオセイクラル メソッドはブレスオブライフの原理に基づくボディワークです。ブレスオブライフとは、「私たちの存在」や「私たちの核にあり、生来持っている健全さ」と私たち自身を結びつけてくれる、生命のフォース(※1)です。
ブレスオブライフは、それ自身が、とてもゆっくりとした、絶え間のない潮流のような動きを現す治癒的なフォースでもあります。この(ブレスオブライフの)微細な動きは(身体の)内側からの呼吸のようであり、
そのため「1次呼吸(Primary Respiration)」と呼ばれています。
訓練を受けたプラクティショナーは、1次呼吸のリズムを聴き、それを(受ける人の現状の)判断や(受ける人の)治癒に活かすことができます。
(◆ICSBについて ※2)
International Institute for Craniosacral Balancing(国際クラニオセイクラルバランシング協会)ことICSBの創設メンバーは、この20年以上にわたってヒーリングアーツの分野におけるセラピストや指導者として活動してきました。この年月の間にも、我々のワークは絶え間なく成長し、変化し、発展し続けてきました。ヒーリングアーツへの10年以上の注力が、今日のクラニオセイクラルバランシングを育み、豊かにしてくれたといえます。(現在の)ICSBはクラニオセイクラルセラピーのバイオダイナミックアプローチの教育活動に専念しています。
(◆クラニオ的セッション観を表現したベッカーさんの言葉)
「私は(受ける人の身体システムの)健全さを取り戻すためにセッションを行っている(※3)。
問題を修正するためにセッションを行っているのではない。
このようにセッションを行うことで、私は、生命のフォースと共に、
(受ける人の)身体が自身の望みに取り組めるよう、扉を開けて(※4)きたのだ。」
Dr.R.E.Becker.D.O
<注記・解説>---------------------------------------------
※全般
クラニオバイオダイナミクスが「ブレスオブライフ」の概念に基づいてできているということと、ICSBのスタンスについて書いた部分ですね。ブレスオブライフについても、私が説明するとやたら長く小難しくなっていくのでしょうが、ここで書かれている「根源的な生命のフォース」などの表現なら、曖昧ではあるものの、なんとなくイメージはしやすいかもしれないですね。言葉を尽くしてたことで、かえって訳が分からなくなることもあるだろうし、ひとことでも通じる時は通じるでしょうし。
※1 生命のフォース
直訳だと「生命力」になるんですが、どうもニュアンスがずれる気がしたのでこの表現にしました。ここで言うフォースというのは、「自分で作る「パワー」とは違い、川の流れのように絶え間なく働いている、自然発生的な力」みたいな意味合いと考えると良いかと思います。スターウォーズと直接は関係ないはずです。多分。
※2 このくだり全般
ICSBは昔はクラニオバイオダイナミクス以外の教習をやっていたのだが、今はクラニオに専念していますということですね。私が学んでいる代表のバードレイナさん他創設メンバーの方々はこのICSBを創設する以前の活動歴もあるので、彼らのセラピー経験そのものは30年とか40年くらいだと思います。
※3 「セッションしている」
「treat」の訳です。一般にtreatは「治癒する」とかの意味のようですが、私は治してる感を醸し出して活動せんぞ、というのが、クラニオの代表的術者の1人であるベッカーさんのスタンス(我々のスタンスでもあります)のようなので、少し別のニュアンスを持つ語に変えてみました。
※4 扉を開ける
英語ならではのしゃれた言い回しというやつですが、日本語だとどうして良いものか迷います。普通に行くと「身体の働きに任せる、結果的に援助する」的意味でしょうか。大幅意訳すると「身体がやりたいことがやりやすいよう、風通しがよい場を用意する」的意味合いともいえるかもしれません。やっている側の方はなんとなくイメージできると思うんですが…。
最近当ブログの話題の脱線が著しいので、他の身体関係の方のブログなどを眺めつつ、方策を考えました。そして、私自身にクラニオ話題の発言意欲がないならば(実際色々書いてしまったからあんまり言いたい事ってないんですよ…)、クラニオバイオのHPコンテンツを片端から日本語訳すればネタなど幾らでも作れるだろう、という結論に達してしまったので、英語が殊更得意なわけでもないのに無謀にも翻訳を試みることにしました。間違っていたらすみません。とりあえず、身近なクラニオ話題や身体っぽい話題がない時に実行します。
まずは私が学ぶICSBのHPから「バイオダイナミクス」というコンテンツの「OVERVIEW」とある部分からやってみます。クラニオバイオダイナミクスって何だという部分ですね。()は私が付け足した部分です。その他色々意訳しています…。
映語堪能な方はこちら⇒ http://www.craniosacralbalancing.com/en/biodynamik/?navid=3 が原文なので、そちらを直接ご覧頂ければと。
<以下翻訳部>---------------------------------------------
バイオダイナミクスの解説
(◆クラニオとブレスオブライフ)
クラニオセイクラル メソッドはブレスオブライフの原理に基づくボディワークです。ブレスオブライフとは、「私たちの存在」や「私たちの核にあり、生来持っている健全さ」と私たち自身を結びつけてくれる、生命のフォース(※1)です。
ブレスオブライフは、それ自身が、とてもゆっくりとした、絶え間のない潮流のような動きを現す治癒的なフォースでもあります。この(ブレスオブライフの)微細な動きは(身体の)内側からの呼吸のようであり、
そのため「1次呼吸(Primary Respiration)」と呼ばれています。
訓練を受けたプラクティショナーは、1次呼吸のリズムを聴き、それを(受ける人の現状の)判断や(受ける人の)治癒に活かすことができます。
(◆ICSBについて ※2)
International Institute for Craniosacral Balancing(国際クラニオセイクラルバランシング協会)ことICSBの創設メンバーは、この20年以上にわたってヒーリングアーツの分野におけるセラピストや指導者として活動してきました。この年月の間にも、我々のワークは絶え間なく成長し、変化し、発展し続けてきました。ヒーリングアーツへの10年以上の注力が、今日のクラニオセイクラルバランシングを育み、豊かにしてくれたといえます。(現在の)ICSBはクラニオセイクラルセラピーのバイオダイナミックアプローチの教育活動に専念しています。
(◆クラニオ的セッション観を表現したベッカーさんの言葉)
「私は(受ける人の身体システムの)健全さを取り戻すためにセッションを行っている(※3)。
問題を修正するためにセッションを行っているのではない。
このようにセッションを行うことで、私は、生命のフォースと共に、
(受ける人の)身体が自身の望みに取り組めるよう、扉を開けて(※4)きたのだ。」
Dr.R.E.Becker.D.O
<注記・解説>---------------------------------------------
※全般
クラニオバイオダイナミクスが「ブレスオブライフ」の概念に基づいてできているということと、ICSBのスタンスについて書いた部分ですね。ブレスオブライフについても、私が説明するとやたら長く小難しくなっていくのでしょうが、ここで書かれている「根源的な生命のフォース」などの表現なら、曖昧ではあるものの、なんとなくイメージはしやすいかもしれないですね。言葉を尽くしてたことで、かえって訳が分からなくなることもあるだろうし、ひとことでも通じる時は通じるでしょうし。
※1 生命のフォース
直訳だと「生命力」になるんですが、どうもニュアンスがずれる気がしたのでこの表現にしました。ここで言うフォースというのは、「自分で作る「パワー」とは違い、川の流れのように絶え間なく働いている、自然発生的な力」みたいな意味合いと考えると良いかと思います。スターウォーズと直接は関係ないはずです。多分。
※2 このくだり全般
ICSBは昔はクラニオバイオダイナミクス以外の教習をやっていたのだが、今はクラニオに専念していますということですね。私が学んでいる代表のバードレイナさん他創設メンバーの方々はこのICSBを創設する以前の活動歴もあるので、彼らのセラピー経験そのものは30年とか40年くらいだと思います。
※3 「セッションしている」
「treat」の訳です。一般にtreatは「治癒する」とかの意味のようですが、私は治してる感を醸し出して活動せんぞ、というのが、クラニオの代表的術者の1人であるベッカーさんのスタンス(我々のスタンスでもあります)のようなので、少し別のニュアンスを持つ語に変えてみました。
※4 扉を開ける
英語ならではのしゃれた言い回しというやつですが、日本語だとどうして良いものか迷います。普通に行くと「身体の働きに任せる、結果的に援助する」的意味でしょうか。大幅意訳すると「身体がやりたいことがやりやすいよう、風通しがよい場を用意する」的意味合いともいえるかもしれません。やっている側の方はなんとなくイメージできると思うんですが…。
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クラニオつながりの講演のお知らせです。
歯科医でクラニオ資格も持っておられる吉田光典さんが2/11(土)に講演会を開かれます。
吉田さんはクラニオプラクティショナーと協力しての歯科治療など様々な試みを行っています。
講座自体はクラニオの話ではなく、歯と身体全体の関連の話です。
吉田さんは忙しい業務の合間を縫って自らクラニオを学ばれたくらいなので、
一般の歯医者さんとは一味違う視点から興味深い話が聞けるのではと思います。
申し込み方法や場所は以下をご覧ください。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
『あくなき探究と熱いハートの.歯医者さんによる歯と健康のお話
~みんなに知ってもらいたい 歯が身体や心に及ぼす影響~』
◆講師 吉田歯科医院 院長 吉田光典
◆吉田歯科医院ホームページ http://www11.ocn.ne.jp/~yoshida8/
◆日時 2月11日(土)13:30 ~ 16:30
◆場所 こどもの城 研修室 901号室
◆アクセス 「こどもの城」東京都渋谷区神宮前5-53-1
http://www.kodomono-shiro.jp/access/index.shtml
・渋谷駅から徒歩 10分(東口/宮益坂)
・表参道駅から徒歩 8分(B3出口)
◆会費 3500円
【内容】
★吉田さんの長年の取り組み
★歯と病気 噛み合わせや顎の状態が身体や心に及ぼす影響
頭痛・耳鳴り・肩こり・腰痛・便秘・内臓疾患・うつ病など
★治療による変化
★筋反射テストを使った デモンストレーション
★もちろん Q&A
【お申し込み・お問い合わせ】
・北村 睦子 090-5340-2838
・円 真由美 090-8315-1702 mayumi☆madoka.name(☆を@に変えてください)
留守電の場合は、お名前と電話番号をお残しください。
折り返しご連絡いたします。
2月12日は、吉田さんへの個人相談日です。
ご希望の方は、お問い合わせくださいね。
まってるよ!
世話人
北村、円
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
なお、私自身は受付や世話人ではありません…。
ご興味がある方は上記の通り、世話人の北村さん、円さんに直接お問い合わせください。
なお、世話人の方から頂いた講演案内資料のオリジナルは以下です。
この状態だとよく見えないと思いますが…。
◆「歯と健康」講演案内画像◆
歯科医でクラニオ資格も持っておられる吉田光典さんが2/11(土)に講演会を開かれます。
吉田さんはクラニオプラクティショナーと協力しての歯科治療など様々な試みを行っています。
講座自体はクラニオの話ではなく、歯と身体全体の関連の話です。
吉田さんは忙しい業務の合間を縫って自らクラニオを学ばれたくらいなので、
一般の歯医者さんとは一味違う視点から興味深い話が聞けるのではと思います。
申し込み方法や場所は以下をご覧ください。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
『あくなき探究と熱いハートの.歯医者さんによる歯と健康のお話
~みんなに知ってもらいたい 歯が身体や心に及ぼす影響~』
◆講師 吉田歯科医院 院長 吉田光典
◆吉田歯科医院ホームページ http://www11.ocn.ne.jp/~yoshida8/
◆日時 2月11日(土)13:30 ~ 16:30
◆場所 こどもの城 研修室 901号室
◆アクセス 「こどもの城」東京都渋谷区神宮前5-53-1
http://www.kodomono-shiro.jp/access/index.shtml
・渋谷駅から徒歩 10分(東口/宮益坂)
・表参道駅から徒歩 8分(B3出口)
◆会費 3500円
【内容】
★吉田さんの長年の取り組み
★歯と病気 噛み合わせや顎の状態が身体や心に及ぼす影響
頭痛・耳鳴り・肩こり・腰痛・便秘・内臓疾患・うつ病など
★治療による変化
★筋反射テストを使った デモンストレーション
★もちろん Q&A
【お申し込み・お問い合わせ】
・北村 睦子 090-5340-2838
・円 真由美 090-8315-1702 mayumi☆madoka.name(☆を@に変えてください)
留守電の場合は、お名前と電話番号をお残しください。
折り返しご連絡いたします。
2月12日は、吉田さんへの個人相談日です。
ご希望の方は、お問い合わせくださいね。
まってるよ!
世話人
北村、円
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
なお、私自身は受付や世話人ではありません…。
ご興味がある方は上記の通り、世話人の北村さん、円さんに直接お問い合わせください。
なお、世話人の方から頂いた講演案内資料のオリジナルは以下です。
この状態だとよく見えないと思いますが…。
◆「歯と健康」講演案内画像◆
どうやら今年初ブログのようです。
極めて遅ればせながら本年もよろしくお願いします。
そして例によって新年早々クラニオネタは尽きているので、当ブログがクラニオからどんどん離れていきますが、唐突に先日1/7に紀伊國屋ホールで行われた羽生善治さんと桜井章一さんの講演会メモを載せてみます。
◆
武術や整体、舞踊など「身体つながり」の方の興味範囲はどういうわけか近接することがしばしばらしく、この会場にも甲野善紀先生関連の稽古会の知人(…と甲野先生本人)が来ており、世間の狭さにうんざりしてしまった位なので、こういう内容も「身体関係」の方は興味があるやも知れぬと思いつつ。
なお、私自身は麻雀も将棋もやりません。甲野先生が懇意にしている関係から桜井章一さんの本は読んだことがありますが、そんなに熱心な読者というわけでもなく、まあ、行ったのは単なる好奇心というところです。
会場では何もメモせず、以下は帰ってから書き出したものなので記憶違いもあるかも知れません。偉大なる達人であるお二人をさん付けで書くのは畏れ多いですが、全く違う分野の人間である私が会長とか先生と書くのもそれはそれで変な気がするので、あえてさん付けにさせて頂きます(甲野先生は一応お世話になった事もあるので敬称ありです)。
◆講演の流れ
・前半は主に羽生さんがリードして桜井さんに質問。
「間を取られた」「先を取られた」と感じる桜井さん。
・中盤、司会者は出る幕なく「こたつで講演者2人が話す」ような流れで話は進む。
・後半、桜井さんが羽生さんに持ってきた質問を読み始め、羽部さん対応。
質問は4ページもあったらしいが、3つ質問したところで時間切れで終了。
◆冒頭
・最新の「共著のはずの書籍」を羽生さんが印税を受け取らない体裁にしたことに
色々コメントを述べる桜井さん。余程印象的だった模様。
・桜井さん、羽生さんと一緒にサメと泳ぎたいと発言。桜井さんはひとりだとサメとも交流できるらしい。
・桜井さんにとって羽生さんは「かわいい」。これは最高の褒め言葉らしい。
・羽生さんはそこにいるだけで安心するタイプ。
◆桜井さん・来場者への感想
・来場者を見て「わるくはない」「評価B」(来場者に何ら興味はなさそうだが)。
・いじればやわらかい人もいるかもしれない。全員均一の色ではなく、
色んな専門分野の人が混ざっているから多分そう感じる。
◆羽生さんから桜井さんに質問(桜井さんのコメント)
・麻雀で勝っても良い気持ちになったことはない。「名勝負」は一度もなかった
現役時代は生き残ったとかその日をしのげたといった感情くらいしかなかった。
むしろ現役の日々のことは忘れたい。
・弟子にいい手を打たれた時、結果がどうであれ、負けた、十分だ、と感じる。
・勝負にあたっては自分の中の「違和感」を大事にしている。
・羽生さんは今いろいろ自分に質問しているけれど、羽生さん自身も
自分なりの答えを持った上で聞いてるんだろうとコメント。
・身体の使い方は自然から学ぶことが多い。自然には敵わない。
・やわらかな反応はいい。やわらかければ誰かの身体にも言葉にもぶつからない。
・魚はじょうずに身を躱す。自分が魚の群れに飛び込んでもぶつかる魚は一匹もいない。
・人は言葉を持つことをきっかけに我が出てくる感じがする。
・昔だから良かったということもない。江戸や平安でも権力者がいた。
権力者すらいなかった時代を観想すると何か見えるのかもしれない。
◆桜井さんから羽生さんに質問(羽生さんのコメント)
・対局中の棋士はその人のあり方が良きにつけ悪しきにつけ素直に出ている。正直になっている。
・駒は取っても溜めすぎると負ける。取った駒は適切に放出するもの。
麻雀は循環する構成になっているが、将棋は循環を作る必要あり。
・「なにもしていない駒」「そこにあるだけで一切動かない駒」がとても
重要な役割を果たすことがある(※私自身は講演の中でこの言葉に
一番はっとさせられるものがあった気がします)。
◆終了直前:甲野先生登場
・会場に来場者の一人としていた甲野先生。桜井さんに呼ばれ、
ゲタを履いたまま壇上に飛び上がったり降りたりして歓声を浴びる。
・羽生さんの声がどこから出ているのか分からない感じが凄いと思った
(さすが甲野先生。来場者を気にしないマイペースすぎるコメント…。)
・羽生さんはいい声(桜井さん)
◆私個人の桜井章一さんの感想
大人になったら多くの人が忘れてしまいそうな、純粋さを持っておられる方と感じました。それが力の源なのでしょうか。歴史上の武術の達人にも天真爛漫なエピソードを持つ方々がいますが、何となくそれをイメージさせられます。一方で、センスの合わない人は全く相手にしそうもない雰囲気も。
以前、桜井さんは素手でプロ格闘家の相手が出来るようなことを読みましたが、ご本人の独特の威圧感と姿勢から、それは事実だろうと推測。「武術なんかやらなくても凄く強い人」の代表で、色々な意味で怖いなあと感じました(笑)。
◆私個人の羽生善治さんの感想
とても柔らかい対応をされる方と感じました。他人を立てて、会場の聴衆にも意識を向けつつ、同時にさりげなく場もリードしているのはすごいと思いました。将棋界では伝説ともいえる方だと思いますが、威圧感は全く感じませんでした。顔を知らなければ気配はとても普通な感じで、街で会ってもそのまま通り過ぎてしまいそうな。
しかし、対応を拝見していて、これはもしかするとどんな相手にも状況にも非常に柔軟に対応できるということで、威圧感らしきものを全く感じられないことがとてつもない強さの証なのかも知れないとも思わされました。
◆
こんな感じです。色々失礼なことを言ってる気もしますが、まあ無知な部外者のネタ的感想と言うことで勘弁頂ければと。ともあれ、この講演は、何かためになる知識やハウツー的代物を受け取る一般的講演ではなく、お二人が楽しんでいる様子を脇から見て「単に楽しむ」即興ライブ的催しであったと思います。最後の甲野先生の乱入(?)もその辺りのライブ感と無縁ではないでしょう。あっという間の1.5時間でした。ありがとうございました。
【参考1】講演会URL(お二人のプロフィールも): http://www.kinokuniya.co.jp/label/20111206131611.html
【参考2】雀鬼会HPの「REPORT」1/9を見ると、後日談もすごかった事が分かります。
http://www.jankiryu.com/
極めて遅ればせながら本年もよろしくお願いします。
そして例によって新年早々クラニオネタは尽きているので、当ブログがクラニオからどんどん離れていきますが、唐突に先日1/7に紀伊國屋ホールで行われた羽生善治さんと桜井章一さんの講演会メモを載せてみます。
◆
武術や整体、舞踊など「身体つながり」の方の興味範囲はどういうわけか近接することがしばしばらしく、この会場にも甲野善紀先生関連の稽古会の知人(…と甲野先生本人)が来ており、世間の狭さにうんざりしてしまった位なので、こういう内容も「身体関係」の方は興味があるやも知れぬと思いつつ。
なお、私自身は麻雀も将棋もやりません。甲野先生が懇意にしている関係から桜井章一さんの本は読んだことがありますが、そんなに熱心な読者というわけでもなく、まあ、行ったのは単なる好奇心というところです。
会場では何もメモせず、以下は帰ってから書き出したものなので記憶違いもあるかも知れません。偉大なる達人であるお二人をさん付けで書くのは畏れ多いですが、全く違う分野の人間である私が会長とか先生と書くのもそれはそれで変な気がするので、あえてさん付けにさせて頂きます(甲野先生は一応お世話になった事もあるので敬称ありです)。
◆講演の流れ
・前半は主に羽生さんがリードして桜井さんに質問。
「間を取られた」「先を取られた」と感じる桜井さん。
・中盤、司会者は出る幕なく「こたつで講演者2人が話す」ような流れで話は進む。
・後半、桜井さんが羽生さんに持ってきた質問を読み始め、羽部さん対応。
質問は4ページもあったらしいが、3つ質問したところで時間切れで終了。
◆冒頭
・最新の「共著のはずの書籍」を羽生さんが印税を受け取らない体裁にしたことに
色々コメントを述べる桜井さん。余程印象的だった模様。
・桜井さん、羽生さんと一緒にサメと泳ぎたいと発言。桜井さんはひとりだとサメとも交流できるらしい。
・桜井さんにとって羽生さんは「かわいい」。これは最高の褒め言葉らしい。
・羽生さんはそこにいるだけで安心するタイプ。
◆桜井さん・来場者への感想
・来場者を見て「わるくはない」「評価B」(来場者に何ら興味はなさそうだが)。
・いじればやわらかい人もいるかもしれない。全員均一の色ではなく、
色んな専門分野の人が混ざっているから多分そう感じる。
◆羽生さんから桜井さんに質問(桜井さんのコメント)
・麻雀で勝っても良い気持ちになったことはない。「名勝負」は一度もなかった
現役時代は生き残ったとかその日をしのげたといった感情くらいしかなかった。
むしろ現役の日々のことは忘れたい。
・弟子にいい手を打たれた時、結果がどうであれ、負けた、十分だ、と感じる。
・勝負にあたっては自分の中の「違和感」を大事にしている。
・羽生さんは今いろいろ自分に質問しているけれど、羽生さん自身も
自分なりの答えを持った上で聞いてるんだろうとコメント。
・身体の使い方は自然から学ぶことが多い。自然には敵わない。
・やわらかな反応はいい。やわらかければ誰かの身体にも言葉にもぶつからない。
・魚はじょうずに身を躱す。自分が魚の群れに飛び込んでもぶつかる魚は一匹もいない。
・人は言葉を持つことをきっかけに我が出てくる感じがする。
・昔だから良かったということもない。江戸や平安でも権力者がいた。
権力者すらいなかった時代を観想すると何か見えるのかもしれない。
◆桜井さんから羽生さんに質問(羽生さんのコメント)
・対局中の棋士はその人のあり方が良きにつけ悪しきにつけ素直に出ている。正直になっている。
・駒は取っても溜めすぎると負ける。取った駒は適切に放出するもの。
麻雀は循環する構成になっているが、将棋は循環を作る必要あり。
・「なにもしていない駒」「そこにあるだけで一切動かない駒」がとても
重要な役割を果たすことがある(※私自身は講演の中でこの言葉に
一番はっとさせられるものがあった気がします)。
◆終了直前:甲野先生登場
・会場に来場者の一人としていた甲野先生。桜井さんに呼ばれ、
ゲタを履いたまま壇上に飛び上がったり降りたりして歓声を浴びる。
・羽生さんの声がどこから出ているのか分からない感じが凄いと思った
(さすが甲野先生。来場者を気にしないマイペースすぎるコメント…。)
・羽生さんはいい声(桜井さん)
◆私個人の桜井章一さんの感想
大人になったら多くの人が忘れてしまいそうな、純粋さを持っておられる方と感じました。それが力の源なのでしょうか。歴史上の武術の達人にも天真爛漫なエピソードを持つ方々がいますが、何となくそれをイメージさせられます。一方で、センスの合わない人は全く相手にしそうもない雰囲気も。
以前、桜井さんは素手でプロ格闘家の相手が出来るようなことを読みましたが、ご本人の独特の威圧感と姿勢から、それは事実だろうと推測。「武術なんかやらなくても凄く強い人」の代表で、色々な意味で怖いなあと感じました(笑)。
◆私個人の羽生善治さんの感想
とても柔らかい対応をされる方と感じました。他人を立てて、会場の聴衆にも意識を向けつつ、同時にさりげなく場もリードしているのはすごいと思いました。将棋界では伝説ともいえる方だと思いますが、威圧感は全く感じませんでした。顔を知らなければ気配はとても普通な感じで、街で会ってもそのまま通り過ぎてしまいそうな。
しかし、対応を拝見していて、これはもしかするとどんな相手にも状況にも非常に柔軟に対応できるということで、威圧感らしきものを全く感じられないことがとてつもない強さの証なのかも知れないとも思わされました。
◆
こんな感じです。色々失礼なことを言ってる気もしますが、まあ無知な部外者のネタ的感想と言うことで勘弁頂ければと。ともあれ、この講演は、何かためになる知識やハウツー的代物を受け取る一般的講演ではなく、お二人が楽しんでいる様子を脇から見て「単に楽しむ」即興ライブ的催しであったと思います。最後の甲野先生の乱入(?)もその辺りのライブ感と無縁ではないでしょう。あっという間の1.5時間でした。ありがとうございました。
【参考1】講演会URL(お二人のプロフィールも): http://www.kinokuniya.co.jp/label/20111206131611.html
【参考2】雀鬼会HPの「REPORT」1/9を見ると、後日談もすごかった事が分かります。
http://www.jankiryu.com/
早いもので、もう今年も最後の週ですね。
私は日常業務がいまいち落ち着いていないので、今日はまだ、今年が終わっていく気分になれていないですが、とりあえず今年最後の週だと言い聞かせて、自分にとっての今年を軽く振り返ってみます。
◆
今年は震災があったことから色々な事があった気がしますが、とても活動的だった方も多かったであろう中で、私自身は多分あまり動いていないほうです。さすがに自分の立ち位置については色々と考えさせられましたが。
私にとって、今年はひとつの分岐点みたいなもので、手放していくものやこれから重視していくであろうものがこの1年で少しずつ明確になってきた感じはあります。新しい道そのものはこれからゆっくり歩いていくところなのでしょうかねえ。
◆
今年改めて興味を持ったのは動物や自然環境ですね。これらは子供のころから好きだったんですが、子供時代はあまりに基礎体力がなさ過ぎて十分に楽しめなかったこともあり、震災の後、改めて興味が再燃してきました。
それで、今年はプチサバイバル講座に行ったり、ハイキングに行ったり、武術以外の運動を久しぶりにしました。さすがに普段稽古していると、活動していても体力には余裕があります。先週は生物学者の方の講演を聴きに行ったりも。来年はもう少しこの領域の活動頻度を増やしてみようかとも思っています。
◆
今習っている中国武術の教室は、今月で2年通ったことになります。まだ素人そのものですが、少しずつ面白さも感じられてきました。それ以前は色々な講座をうろうろするだけで知識ばかりが増える状態でしたが、何か(それが技や強さ以外のものであっても)をつかもうと思うなら、やはりじっくりと取り組むのが望ましいんでしょうね。クラニオもそうですが、こういうからだの稽古って、地道なものだろうし。
◆
クラニオに関して言えば、10月の資格取得が大きなイベントでした。資格取得時は、さすがに感無量でした。今年は空き時間にちまちまとこの論文ばかり書いていて、2月に至ってはクラニオ論文ミーティングのためだけに、1泊2日というかわいそうな日程で沖縄に行ったりもしたんですよね。努力した分だけ、頭の中は整理されたようにも思います。
まあ、資格をとっても、表面上は何が変わったということはなく、ほぼ今までどおり過ごしているわけですが、中身は何かが変わりつつある気もします。クラニオに関しては、当面積極的に出て行くことはないと思いますが、これは、まったく使わなかったとしてもなお、私自身の世界観の構成要素として、重要度が高い存在のひとつであることは間違いないので、亀の歩みの如く、じっくり関わっていきたいと思っています。
身体分野に関する次なる興味の対象は陰陽五行や経絡についてです。折しも、秋に紹介されたというクラニオの内臓セッションにもこれらの要素が含まれているというし、何より中国武術にも関係が深い体系ですから、基礎くらいは身につけておいて損はなかろうと思っています。
◆
というわけで、私は明確な目的があるわけでもなく、非常に地道に黙々と歩いているだけですが、次に取り組むことには事欠かないようです。
それでは皆様、良いお年を。
私は日常業務がいまいち落ち着いていないので、今日はまだ、今年が終わっていく気分になれていないですが、とりあえず今年最後の週だと言い聞かせて、自分にとっての今年を軽く振り返ってみます。
◆
今年は震災があったことから色々な事があった気がしますが、とても活動的だった方も多かったであろう中で、私自身は多分あまり動いていないほうです。さすがに自分の立ち位置については色々と考えさせられましたが。
私にとって、今年はひとつの分岐点みたいなもので、手放していくものやこれから重視していくであろうものがこの1年で少しずつ明確になってきた感じはあります。新しい道そのものはこれからゆっくり歩いていくところなのでしょうかねえ。
◆
今年改めて興味を持ったのは動物や自然環境ですね。これらは子供のころから好きだったんですが、子供時代はあまりに基礎体力がなさ過ぎて十分に楽しめなかったこともあり、震災の後、改めて興味が再燃してきました。
それで、今年はプチサバイバル講座に行ったり、ハイキングに行ったり、武術以外の運動を久しぶりにしました。さすがに普段稽古していると、活動していても体力には余裕があります。先週は生物学者の方の講演を聴きに行ったりも。来年はもう少しこの領域の活動頻度を増やしてみようかとも思っています。
◆
今習っている中国武術の教室は、今月で2年通ったことになります。まだ素人そのものですが、少しずつ面白さも感じられてきました。それ以前は色々な講座をうろうろするだけで知識ばかりが増える状態でしたが、何か(それが技や強さ以外のものであっても)をつかもうと思うなら、やはりじっくりと取り組むのが望ましいんでしょうね。クラニオもそうですが、こういうからだの稽古って、地道なものだろうし。
◆
クラニオに関して言えば、10月の資格取得が大きなイベントでした。資格取得時は、さすがに感無量でした。今年は空き時間にちまちまとこの論文ばかり書いていて、2月に至ってはクラニオ論文ミーティングのためだけに、1泊2日というかわいそうな日程で沖縄に行ったりもしたんですよね。努力した分だけ、頭の中は整理されたようにも思います。
まあ、資格をとっても、表面上は何が変わったということはなく、ほぼ今までどおり過ごしているわけですが、中身は何かが変わりつつある気もします。クラニオに関しては、当面積極的に出て行くことはないと思いますが、これは、まったく使わなかったとしてもなお、私自身の世界観の構成要素として、重要度が高い存在のひとつであることは間違いないので、亀の歩みの如く、じっくり関わっていきたいと思っています。
身体分野に関する次なる興味の対象は陰陽五行や経絡についてです。折しも、秋に紹介されたというクラニオの内臓セッションにもこれらの要素が含まれているというし、何より中国武術にも関係が深い体系ですから、基礎くらいは身につけておいて損はなかろうと思っています。
◆
というわけで、私は明確な目的があるわけでもなく、非常に地道に黙々と歩いているだけですが、次に取り組むことには事欠かないようです。
それでは皆様、良いお年を。
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの書籍を扱っていた「エンタプライズ出版社」が「産学社 エンタプライズ」として活動を再開したようです。
★産学社 エンタプライズHP(通販もできます)
http://eppub.jp/
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスに関する日本語書籍は、この技法のマイナーっぷりを象徴するかのように、(多分)この出版社のものしか存在していないので、活動再開はありがたい限りです。また新しいクラニオ本が出ることもあるのでしょうか。
この出版社自体はクラニオの本以外に、オステオパシーやカイロなど、主に手技療法に関する色々な種類の本も扱っています(というか、クラニオの方が明らかにサブですが)。
現時点では、エンタプライズ出版社時代に扱っていた本の全てが購入できるわけではないようですが、これからのラインナップの充実が期待されます。クラニオ以外にも面白そうな本があったので、活動再開記念に私も興味があったものが復刊したら購入しようかと考えています。
クラニオ関連では、来年1月に、絶版になっていたフランクリン・シルズの「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」が再販されるとありますね。ちなみに、全くもってお手軽価格ではない(諭吉さん1.5名以上)ので、もし購入を考えている方は、事前予約で10%offになるという今のうちに確保しておくことをお勧めします。
★産学社 エンタプライズHP(通販もできます)
http://eppub.jp/
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスに関する日本語書籍は、この技法のマイナーっぷりを象徴するかのように、(多分)この出版社のものしか存在していないので、活動再開はありがたい限りです。また新しいクラニオ本が出ることもあるのでしょうか。
この出版社自体はクラニオの本以外に、オステオパシーやカイロなど、主に手技療法に関する色々な種類の本も扱っています(というか、クラニオの方が明らかにサブですが)。
現時点では、エンタプライズ出版社時代に扱っていた本の全てが購入できるわけではないようですが、これからのラインナップの充実が期待されます。クラニオ以外にも面白そうな本があったので、活動再開記念に私も興味があったものが復刊したら購入しようかと考えています。
クラニオ関連では、来年1月に、絶版になっていたフランクリン・シルズの「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」が再販されるとありますね。ちなみに、全くもってお手軽価格ではない(諭吉さん1.5名以上)ので、もし購入を考えている方は、事前予約で10%offになるという今のうちに確保しておくことをお勧めします。
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プロフィール
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HN:
朧 こと 今野
性別:
男性
自己紹介:
会社員生活の傍ら、手技セラピー「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」を学んでいます。
「★クラニオバイオリンク集」ではここ以外のクラニオバイオ関連サイトを紹介しています。
私自身のクラニオセッション等の活動は現在休止中です。
私のプロフィール的なものはこちら
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