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クラニオセイクラル・バイオダイナミクスや身体に関する色々を気まぐれにつづります。
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このイベントは終了しました。
なかなかの盛況でした。

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講座のお知らせです。

10/14(火)夜に、私のクラニオの先生であるバードレイナさんの
イブニングトークが品川付近で開催されるそうです。
バードレイナさんの一般の方向けの講座はおそらく日本初。

クラニオの話だけではなく、簡単なエクササイズの体験もあるとのこと。
専門的な知識がなくても気軽に受けられそうな内容ですね。

クラニオや身体つながりのワークに興味のある方は是非お越しください。

【講座概要】
・講座名:身体の潜在力について イブニングトーク
   クラニオセイクラル バイオダイナミクス 動きの中の生命、そして生命の静寂
・日時:10/14(火) 19時~約1.5時間

・場所:京急線 新馬場駅
・会費:3,500円
・講師:バードレイナ C. チュミ・ゲミン
    International Institute of CranioSacral Balancing 代表


講座の詳細やお申込みは以下のサイト(クラニオジャパン)をご覧ください。
http://www.cranio-japan.net/e_talk14.htm

※【10/1追記】
 主催の方の情報によると申し込み多数につき、キャンセル待ちとのことです。
 ⇒申し込み多数につき、定員を増やして申し込み受付中とのことです

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しばらく前にセッションを受けたい方向けページなども更新しましたが、色々思うところあり、私のセッション等の活動は基本クローズ方針で行くことにしました。
都合よく、ICSBの何名かのメンバーがクラニオバイオダイナミクスについて多くの人に知ってもらったり、関連講座を宣伝するサイトを秋ごろに立ち上げるような話も聞いたので(本当にできるのかは未確認ですが)、もともと積極的なクラニオ宣伝意図を持っていないこの曖昧な存在のブログは、私の感想を無軌道に綴る方向によりシフトしていきたいところです。

まあ、気が向いたら宣伝めいたことも書くかもしれませんが、正直、この手の身体や健康にかかわる技法(かつ、ちょっと神秘的な要素もある)は無暗と広めるといろいろ問題が出てきやすい気がするので、個人的にはたまたま出会って、やりたい人、受けたい人が関わればいいスキルという気もしています(もちろん、広めたい方を積極的に止める気はないですが)。先の「色々思うところ」の1つとして、クラニオバイオダイナミクスは表現によってはかなり誤解されやすい技法と実感した、ということもあるので…。


で、それはそれとして、とりあえず周囲を顧みず無軌道に活動する第1弾として、原典に当たってみよう計画を実施中です。具体的にはクラニオ創始者のサザーランド博士の直弟子であるベッカー博士の本(英語)がアマゾンで買えると最近知り、早速1冊購入したので、これをアバウトに読んでみようとしています。買ったのは「Stillness of life」という本です。
http://www.amazon.co.jp/Stillness-Life-Osteopathic-Philosophy-Rollin/dp/0967585112/ref=pd_sim_sbs_fb_1?ie=UTF8&refRID=1S0YKXC620HC3WNGM4Z5
これは技術書ではなく、ベッカー博士のセッションに対する考えをまとめた文書や講演録などが中心のようなので、技術レパートリーを増やす意図はなく、ルーツを知りたい私の目的にはより合っている感じです。

ちなみに、1970年代の講演の部分を読みましたが、「クラニオセイクラル」という名前は出てこなくて、博士のワークは「クラニアルオステオパシー」や単に「オステオパシー」等と呼ばれています。(この当時の)ベッカー博士はサザーランド博士はオステオパシーの創始者であるスティル博士の原理を受け継いでいると言われており、また、ベッカー博士が説明する、スティル博士時代のオステオパシーの身体観は、身体の全体性や身体自身がおのずから整う働きを重視していたり、身体を動かす何らかのフォース(1次呼吸に相当?)の存在を前提としているようで、バイオダイナミクスとかなり似ている気がします。

私の読み違いもあるかもしれませんが、どうもバイオダイナミクスのもとになる考えは、スティル博士の時代に既にあったようです。ベッカー博士は1996年と比較的最近亡くなったそうで、この本にはこの後、より近年の博士の記述が出てくる構成になっているので、どのような結論にたどり着いたのか興味深いところです。

他にもアマゾンではベッカー博士の「Life in Motion」という本が買えますが、こちらの方が技術寄りなのかなと思っています。そこそこ高いですが、まだ1万円台なので、こちらもいずれトライしてみたいところです。


なお、アマゾンではなんとサザーランド博士自身の本(といっても、発売がかなり新しいので、おそらく、どなたかがサザーランド博士の著作等をまとめた本と思われる)も購入可能で、私としてはこちらもぜひ欲しいのですが、最低でも5.5万円とさすがに腰が引けてしまう価格なので、もう少し安く手に入らないか、少し探索してみたいところです。
http://www.amazon.co.jp/Contributions-Thought-Collected-Writings-Sutherland/dp/0915801744/ref=sr_1_2?s=english-books&ie=UTF8&qid=1409395218&sr=1-2

先日紹介したShea氏の本など、クラニオ英語本は結構あるので、ある程度英語が読める方なら、日本語の数少ないクラニオ本に飽き足らなくなったら、このアバウトなブログの記事に幻惑されたりせず、英語本にどんどんあたっていった方が良いようにも思います。やはり海外の技法なので。

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このイベントは終了しました。
セッションにお越しいただいた方々、ありがとうございました。

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昨年の今頃ちょうど実施されていた地元密着型(?)のボディワーク系イベント

「癒しと憩いフェス」が今年も開催されます。今年は9月末開催です。

会場は昨年と同じ、伊東のリゾートホテル「サザンクロスリゾート」です。
昨年参加しましたが、板張りの廊下や図書コーナーの存在など、
少し昔懐かしさを覚える、ゆったりした雰囲気のホテルでした。


■イベント概要
イベント詳細やアクセスは以下HPをご覧ください。

 ・イベントHP: http://iyashi-ikoi.org/
 ・開催日:2014年9月27日(土)~28日(日)
 ・開催地:伊東サザンクロスリゾート
 ・施設HP:http://www.southerncross.co.jp/

今年は昨年とも講座の雰囲気が異なり、
アイヌの儀式など、一風変わった内容もあるようですね。
講座やワークショップ、セッションは既に申し込みを開始しており、
各紹介ページから申込フォームや連絡先に飛べます。


■クラニオ出展のお知らせ
私のクラニオ所属団体ICSBのプラクティショナーチームも
昨年同様、クラニオ・バイオダイナミクス体験コーナーで出展します。
私も唯一の男性セッション要員(兼・進行係)として引き続き参加してます。

 ・クラニオセッションの案内ページ↓
  http://iyashi-ikoi.org/fes/2014/expe/402.html

他講座と同様、当日のクラニオのセッション申し込みも上記サイトから受付中です。
ご興味を持たれた方、お近くにお住まいの方、ぜひお越しください。

ちなみに説明が微妙に見づらいですが、クラニオチームが使う客室は利用時間に
制限があり、
9月27日(土)は13:00からセッション対応可能となりますので
(午前はあいていません)、
お気を付けください。

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最近、海外のクラニオ指導者Michael.J.shea氏の「Biodynamic Craniosacral Therapy volume one」
という英語クラニオ本を買って読んでいます。幾つか前の記事にも書きましたが、昨年のクラニオアドバンス講座で、教室脇にさりげなくこの本が置いてあることに気づいて眺めてみたら面白そうだったので、アマゾンで購入してみました。

もっとも、読んでいる…といっても、解剖学などの専門用語も多く、私の微妙極まりない英語力では細かく読んでいるといつまでたっても終わりそうにないので、何となく大意を把握しながら斜め読みしているレベルなのですが、その程度の読み方でも興味深い内容があったので、今回は自分の勉強のために訳してみます。具体的には「2章 胎生学」p107-108の「成人の身体機能は胎児期にすでに働いている」とある部分の訳です。

なお、このパートも辞書を引きつつまともに訳しようとしたのですが、やはり胎生学の専門的な内容が入ってくるだけに私には難易度が高く、2行くらい意味が良く判らず飛ばしたりと甚だ適当な訳なので、内容は一部間違っているかもしれないが、おおよそこのような内容なのだろう、という程度に考えてください。以下、その適当翻訳部です。

■<本文1>
成人の身体に現れているあらゆる身体機能は胎児期初期から存在しています。成人のあらゆる身体機能はこの時期に、(成人時の働きの前段階的な)働きをしていると言い換えることもできます。
肺呼吸が良い例です。胚子は受精の際、ブレッヒシュミッド博士が「吸引のフィールド(suction field)」と呼ぶ動きをし始めます。インハレーションやエクスハレーションといった形で現れる相互張力体液運動も胚子の液の構造に見ることができます。ブレッヒシュミッド博士はこれを肺機能の前兆とまとめています。後に胚子の発達が進むと、「吸引のフィールド(suction field)」に似た働きの変容により、胸部の空洞にある原始前腸内部の、肺のもとになるフィールドから肺胞が発生します。

<アバウトな補足1>
「胚子」は発生初期の胎児のことです。また、ブレッヒシュミッド博士というのは胎生学の先生です。氏に関する日本語の書籍が(多分)存在しないのと、私の胎生学に関する知識不足から、いまいち凄さが把握できていないのですが、この文で言われている「機能が構造に先んじる」という主張はとても画期的な内容なのだと思います。
なお、インハレーションとエクスハレーションというのは1次呼吸のリズムのことです。ここでは胚子の初期段階から、これらの液の動きという形で1次呼吸の働きが見られるとあります。

また、このパートの肺の例では、胎児の肺が物理的に存在する前に(肺ができてから肺呼吸をし始めるのではなく)、呼吸の原型的な機能と思われる「suction fieldに似た働き」が既に存在していて、その働き自体が後に肺そのものを形成する動力になる…ということを言っているのだと思います。
ちなみに肺の話なのに「腸」という名称が出てくるのは、胚子の内胚葉という部位から初期に「腸管」という管ができ、基本的に肺を含む内臓はこの管が複雑に折りたたまれる中で作られていくためです。

■<本文2>
別の例としては、胚子の表層における血流の循環があります。血液は心臓が現れる前に、胚子表層に正確に形成されます。心臓ができる前段階では、血液はそれ自身の力によって胚子表層で循環しており、やがて、胚子の中心部に(心臓という)つながりを作り出します。(この時点で)下肢の(筋肉の圧縮による)毛細血管の血液循環などはできないため、成人の血液循環は胚子の時期からこのような前段階的な形で働き始めていると考えられます。

<アバウトな補足2>
この部分は心臓と血流についての話ですが、ここも肺と同じく、心臓ができてから血液循環が始まるのではなくて、血液の循環という機能が胚子の中心部に集約されて心臓という構造を作り出す、という内容が書いてあるようです。心臓の原型ができるのも確か受精後4週間くらいなので、このパートとあわせて、もっとも重要な臓器の1つというイメージがある心臓も実はできるまで案外時間がかかることがうかがえます。

■<本文3>
また、体液の自動性(motility)は組織の可動性(mobility)に先んじて存在します。構造に先んじて機能が存在していると言い換えることもできます。「先んじて」というのは、単に時間的に先に存在するという意味ではありません。機能と構造の間には階層的な関係(機能>構造)が存在します。機能と構造はいずれも「機能」の表現ということができ、編成の原理や機能のフィールドは(構造そのものより)上位の概念です。
このように考えると、胚の発生における「鶏が先か卵が先か(機能と構造のどちらが先か)」という問題は解決します。胚子は機能としての形と、生物学的挙動としての形、両方を表現していると考えられます。

<ブログ主によるアバウトな補足3>
我ながら分かりづらい訳ですが、アバウトな解説1,2にあるように、胎児期の器官の生成にあたっては、動き(機能)が先にあって、それが器官(構造)を作る動力やガイドラインになっているようだ、というまとめだと思います。
ちなみに、冒頭の自動性(motility)というのは、ある臓器などが自らの内側からの働きで自律的に動く性質(自律的と言っても、内側の何らかの働きに動かされているという意味では他律的ですが)、可動性(mobility)というのは、隣接する他の部位等の動きによって臓器や骨格などが動かされている性質といった感じです。


翻訳部は以上です。1ページ程度の分量なのですが、まともに訳そうとしたら結構苦戦しました。それはともかく、このパートを取り上げてみようと思ったのは、一般的な思い込みを覆すようなブレッヒシュミッド博士の説の面白さもありますが、その説がクラニオや1次呼吸について深く理解するヒントになりそうな気がしたというのが大きいです。
著者のShea氏は、「クラニオバイオダイナミクスの発展に胎生学とソマテックエクスペリエンスは重要な影響を果たしている」と、この本の別の部分で書かれているのですが、「胎生学の重要な影響」という部分がこのパートにある程度集約されて表現されているように感じました。

私はクラニオにとって重要な「1次呼吸」について、「脳脊髄液をリズミカルに動かしている人体のリズム」とか「胎児期から続く、人体を編成するリズミカルな働き」といった説明をしてきましたが、人によってはイメージが難しいようだったり、自分で説明していてなんですが、「編成の働き」といっても具体的な姿がどうも自分でも釈然としない部分があったので、このパートを読んで、多少納得感が増した感じはあります。
クラニオ基礎講座でも、このパートのその1にあったように、受精後既に受精卵内に1次呼吸らしき液のリズミカルな動きが生じている(そして、それが胚子の成長に影響を与えているらしい)という説明を受けましたが、それは、suction fieldという概念を提示していたり、「機能は構造に先んじて存在し、機能が構造を形作る」というブレッヒシュミッド博士の胎生学を参考にしつつ、いまいちつかみどころのない部分がある1次呼吸の具体的な姿を明らかにしようとしてきたのかもしれないなと、このパートを読んで思いました。

もっとも、このパートでは心臓を形成するのは血流(の原型のような働き)、肺を形成するのはsuction fieldに似た働きとあり、文脈からするとこれらの働き自体は1次呼吸と関係はあるかもしれないにせよ、1次呼吸そのもの…というわけでもなさそうです。そのため、ブレッヒシュミッド博士の説が正しいとして、(私は胎生学のスタンダードや最新情報を把握できていないので、「正しい」とは断言できませんが、実際の人体の臓器発生の順番は人間なら誰しも同じだと思うので、一定の説得力がある説なのだろうとは思います。)「1次呼吸」はここでいう「機能」の最たるものと言えますが、結局のところ、1次呼吸の「機能」によって「何が」形成されているのか、あるいは、1次呼吸が具体的に胚子の形成過程において、具体的にどんな役割を果たしているのかは、個人的にまだあいまい感があり、もう少し理解(あるいは復習)が必要と感じられるところです。

まあ、個人的に1次呼吸に関してもまだ理解不十分な点は多いですが、いつもお世話になっている自分の身体そのものからして、かなり謎が多く不思議な存在であることが、このパートの心臓や肺の発生の説明を読んでより実感できた気はします。

<参考文献>
Michael.J.Shea (2007)「Biodynamic Craniosacral Therapy volume one」 North Atlantic Books
 ※このシリーズは現在vol.5まであります。1冊数百ページありますが、全部読んだらとても
  クラニオ分野で物知りになれそうです。ただ、検索したら暫く前にはあった著者のスクール
  のサイトがなくなっているようなので、何かあったのか少し気になります…。

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先の記事で密かに紹介したミニ講座「クラニオのニュートラルに学ぶⅢ」が終了しました。
今回はまとめや所感などをアバウトに書いてみます。


前も書いた気がしますが、講座の題名が「ニュートラルを学ぶ」でなく「ニュートラルに学ぶ」とあるように、講座の主な目的は「プラクティショナーニュートラル」を身に着けてもらうことというより「自分の身体感覚や静けさの体感と親しんでもらうこと」でした。
今回の内容は実は普遍性の高い重要な秘訣を伝えているとか、これをやると健康にすごく良い…ということもなく、単にそういった感覚に親しんでもらうことが主目的です。その目的も「強いて言えばそういう表現になる」という程度でとりあえずクラニオ的なネタを色々身体を使ってやってみよう、というノリで実施しました。

そんな本講座では「プラクティショナーニュートラル」になるこつであるところの「プラクティショナーファルクラム(これまでこの言葉は意外と使っていませんでしたが、説明する際には結構便利だなと今更ながら感じました)」のうち、私がクラニオ基礎教程最初期に学んだスタンダードなものを紹介したり、私が日常やっている稽古の準備運動的な内容を抽出したものや、私が過去参加した講座から一部拝借した身体感覚系の内容を、「自分の身体感覚や静けさの体感に親しんでもらうネタ・素材」として紹介しました。このミニ講座はこれまで3回実施させてもらいましたが、使った素材が回により少し異なるだけで、講座の方針は(私の中でどの程度明確化されているかは回により違いましたが)毎回ほぼ同じつもりです。


もちろん、講座でなにがしか落ち着きやすいこつレベルのことが身につくに越したことはないのですが、プラクティショナーニュートラル自体はハウツーものではないので、3時間で身に付く内容はごく限られるのも確かです。
私自身、クラニオ基礎教程の初期にプラクティショナーニュートラルについて概要と重要性について学びましたが、その後、教程が進むにつれ、プラクティショナーファルクラムとして活用できそうな幾つかの要素を学んだり、プラクティショナーニュートラルの重要性について色々な形でしばしば聞いたりしたものの、実はプラクティショナーニュートラルそのものを体系だって細かく教えられたことはありません。
どんな技能でもそうだと思いますが、プラクティショナーニュートラルもまた時間をかけて向き合うからこそ深まる部分が多く、私と同じ教程の仲間も、たくさんのセッションを行う中でそれぞれの試行錯誤を経て、安定したニュートラルを身に着けてきたのだと思います。そのため、たぶん同期でも個人ごとにプラクティショナーニュートラルを実施するためのコツ(プラクティショナーファルクラム)はかなり異なると思います。

また、プラクティショナーニュートラルは、本来は様々な変動要素があるクラニオセッションで実際に使ってこそ意味があるものとも思うので、話だけ聞いて何となく納得しても仕方ないといえば仕方ない部分はあります。かといって、ここぞという「使いどころ」「深められる場面」がクラニオセッション以外にあるかというとこれまた結構微妙だし、そもそもバイオダイナミクス系のクラニオを習っている方なら、私がプラクティショナーニュートラルについて説明したような内容は普通に知っていると思うので(少なくとも市販のフランクリン・シルズ氏のクラニオ本にはほぼ同内容のことが書いてあります)、自分で選んでおいてなんですが、講座テーマとしては中々悩ましいと思う部分もあります。
まあ、「何か役に立つか」という視点から見た場合、今回紹介したような素材の一部をちょっと記憶していたり、何となく体の方が覚えていて、日常で何かあった時に多少心を落ち着ける役に立てば上々というところでしょう。あるいは、クラニオについて良く知らない方や心身に関する何らかのワークを学び始めたかたが、こういった感覚に触れたことを期に、クラニオやいろいろなワーク等の世界により興味を持っていただくきっかけになれば、というところでしょうか。


ちなみに、講座の目的は身体感覚と親しむこと、などと書いていますが、そんなに難しいことをしたわけではありません。ごくスタンダードなプラクティショナーニュートラル体験の他には、一般的なプラクティショナーファルクラムを利用して立って落ち着いてみるとどんな感じだろう、とか、その状態を保って歩いてみたらどんな感じだろう、といった私にとってもやや実験的な取り組みをしてみました。
この取り組みの内容は、講座前に自分の稽古経験や実施難易度などを踏まえつつ色々考えたのですが、やってみたら中国武術の一般的な立ち方の要点をきわめて緩くしたような内容になりました…。中国武術の立ち方そのものが教えられれば良いんでしょうが、現在の私には教えられるだけの理解がないですし、肉体的にもハードになるので、これはこれでまた悩ましさがあります。まあ、これに関しても、やってみて害があるわけでもなければ、凄い変化があるわけでもないと思いますし、何かを習う前段階、もしくは日常で身体感覚と親しむにあたっての遊びのような素材と捉えて頂ければというところです。

なお、私が考えるところの「感覚に親しむ」というのは姿勢に多少気を付けるとか、食事を味わうとか、鳥の声を聴くとか、なんとなく周囲に気を配るとか、あくまで、五感をおろそかにしないレベルで身体を意識しながら暮らす、といった程度の内容です。そもそも、感覚が無暗と鋭くなると、日常では逆にしんどい場面が増えてしまうと思いますし、個人的にもなにか凄い精神的境地に到達しようとしたり、すごく鋭敏な感覚や特殊能力みたいなものを身に着けることも目的としていないので、ごく無難で安全な方針で行きたいところです。

当たり前ですが、身体は色々な感覚を通じて常にいろいろな情報を受け取っており、ポジティブな情報のみならず、五感を通じて様々な形で警戒すべき情報なども伝えてくれていると思うので、それを日常受け取りながら無視し続けるのもちょっと悲しい話ですし、何らか身体に関するワーク等を学ぶにあたっても、自分の姿勢や動きの変化を実感できたり、自分の意識や動作の使い方の癖を知ったり、学んだ内容のうち理解不十分な部分を自分のからだを通じて発見・解消しながら学ぶ方が興味を持って学べると思うので、自分の身体に意識を多少でも(過剰に意識を向けるのも良くないので、ほどほどに)向ける習慣はあるに越したことはないと思っています。


まあ、身体や感覚(五感)と親しむ体験をしてもらうならば、素材は静けさ重視でなくても良いのでしょうが、運動系・活性化系のアクティブな素材は世にあふれていると思うので、今回のような、クラニオ的な地味で静けさ重視素材に触れてみるのも時にはありなんじゃないかと思いました。
とりあえず、かなり地味な内容でしたが、内容を楽しんで頂けた方もおられたようで幸いでした。

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プロフィール
HN:
朧 こと 今野
性別:
男性
自己紹介:
会社員生活の傍ら、ICSBという団体の教程で手技セラピー「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」を学んでいます。

「★クラニオバイオリンク集」ではここ以外のクラニオバイオ関連サイトを紹介しています。

クラニオセッションは現在、ブログ主と近しい方、ICSBのクラニオ学習者を中心に限定的に実施しています。
詳細は「☆クラニオセッションご希望の方へ」をご覧ください。

私のプロフィール的なものはこちら
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