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クラニオセイクラル・バイオダイナミクスや身体に関する色々を気まぐれにつづります。
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先月末3/30に主催者であるボディワーカーのYさんのご厚意で
「クラニオの「ニュートラル」に学ぶ」という講座を実施したので、その所感でも。


講座では、クラニオ・バイオダイナミクスで用いるスキル兼身体状態「プラクティショナーニュートラル」について黙々と紹介するつもりでしたが、色々考えた結果、直前に内容を若干追加し、何らかの伝統武術や自分で動く系のボディワークをやっている方ならどこかで聞いたことがあるような、簡単なリラックス法なども体験してもらうことにしました。

リラックスがプラクティショナーニュートラルの構成要素として必要だから、というのももちろんありますが、プラクティショナーニュートラルも、長年かけて育むクラニオの重要スキルである以上、たった1度の講座では、体験くらいはできても完璧になるとは思っていないので(他の類似スキルを何十年もやっていたりすれば別ですが)、プラクティショナーニュートラル云々を度外視しても、「日常で使えたり、自分の心身について考えるヒントを持って帰ってもらえれば」という思いから、実感が得やすそうな素材もご用意した、ともいうところです。クラニオ自体を教える講座ではないので、自分の心身に興味をより深めるきっかけとなり、クラニオと全然違うボディワークを習い始めた、などでも良いわけですし。


少し話は変わりますが、この講座では「プラクティショナーニュートラル」というかなりアバウトな対象を扱い、進行方法も、どうなれば成功・正解といった指標を示さず、方法論だけを紹介して、自分の身体で何を感じたか、と、答えを参加者の方にゆだねる部分が多いため、もしかしたら、人によっては結構「わかりづらい」部分はあるかもしれません。説明自体は出来るだけわかりやすくしているつもりですが。

しかし、個人的には、こういった身体の学びの場において、「わからない」ことは重要だと思っています。正確には、「わからない」ことに出会ったら、無理やりそれらしい答えを出してしまわずに、素直に自分の問題意識としてずっと意識の片隅に持ち続ける事が重要と思っています。身体の学びの世界では、理屈や知識を理解しても、分かったことにはならず、体感として腑に落ちる段階に来て、一応わかったと言えるような気がしていますし、まるで意味が分からなかったものが、何年もたってから、特に問題に対して何もしていないのに、いつの間にかわかるようになっている…ようなものという気もします。ただ、そうやって時間をかけて熟成するように見出した答えは自分の糧となり、自分の中の深い自信にもつながるように思うので、そうやって向き合い続けるだけの価値は十分にあると思います。

私自身、以前武術関連で遠回りした経験がありますが、素直に「わからない」より、最初に「わかったつもり」になってしまうほうが危険と感じています。なぜなら、「わかったつもり」は、自分の既存の世界観や価値観を使って対象を理解した結果であるためです。実は先生や講師は自分が全く知らない未知の世界観の存在としてその対象を紹介しているのだとしたら、それと違う自分の既存の世界観で対象を捉え続ける限り、永遠にその対象は理解できないことになります。そうやってスタートしてしまうと、なかなか自分が勘違いしていることにも気づけず、更にその「最初から間違っているスタート地点」にいろいろ積み重ねたりもして、間違いに気付いても、頭の切り替えに時間がかかったりするため、軌道修正が結構大変だったりします。まあ、痛い目に合うのも経験ですが、初めから穴があるとわかっている所にわざわざ落ちに行くこともなかろうという所です。


講座本体とは話が少しずれましたが、そういえば、先日行ったクラニオセッションでも、自分がプラクティショナーニュートラルを「わかったつもり」になっている部分があったなと感じました。私自身が講座で紹介した「クラニオのテキストに載っているプラクティショナーニュートラルの構成要素」を(自分で紹介しておきながら)、いつの間にか最近ないがしろにしている気がしたので、久々にきちんとやったら、大変有効でした。少々私自身の状態が不安定なところからのスタートだったのですが、それらはニュートラルを丁寧に構築していく役に立ちました。さすが、基礎教程のテキストの冒頭ににきっちり紹介されているだけあります。

このテキストの内容は、ほぼクラニオを始めたばかりの段階で紹介されるものですが、学び始めた段階の私には「分かりづらい」表現でした。多分、多くの学習者にとってもそうだと思います。テキストに載っている内容が比較的自在に表現できる今の段階になってみると、ありがたみが良く分かりますが、思えば、半端に武術に触れていた学習開始当時の私は、「わかりづらい」ことを良いことに、何となく自己流(わかったつもり)でプラクティショナーニュートラルを捉えようとした結果、色々迷走を繰り返した気がします。途中で壁にぶつかったことを期に自己流に陥っていることに気づき、軌道修正できましたが、それでも「最初のころに紹介された初歩のコツ」と甘く見ている部分はあったかもしれず、これは非常に役に立つ、と心から実感できたのは先日が初めてかもしれません。
形式にとらわれない試行錯誤も重要ですが、やはり基本として最初に紹介されるような内容は「わかったつもり」になるもんじゃないなと改めて思いました。講座で自分が紹介した内容を、その後自分で使って納得するというのもなんだか妙ですが、こういうことも講座をやらせてもらえなければ、結構長いこと気づかなかったかもな、と思いました。

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諸々の雑事に追われ1か月余りもブログを放置していましたが、久々の記事もまたまたお知らせです。
ご紹介するのは今夏、伊豆で開催されるボディワーク系イベント「癒しと憩いフェス」です。

ホリスティック医学の第一人者として名高い帯津良一先生の講演をはじめ、
主に伊豆近辺在住のワーカーの方から様々な講演やワークが受けられます。
プールで漂いながら受ける涼しげなワークなどもあるみたいです。
各講座・WSは本日から受け付け開始だそうです。

会場も伊東のリゾートホテルと大変ゴージャスな雰囲気漂う場所なので、
避暑がてら遊びに来られてはいかがでしょうか。
詳細は以下HPをご覧ください。

 イベント名: 「癒しと憩いフェス2013」
 イベント詳細HP: http://iyashi-ikoi.org/
 開催日:2013年7月27日(土)~28日(日)
 開催地:伊東サザンクロスリゾート
 施設HP:http://www.southerncross.co.jp/

なお、このイベントでは、私のクラニオ所属団体の先輩プラクティショナー・松本くらさんが
クラニオの講座を行うほか、プラクティショナーによる、クラニオ体験コーナーもあります。
私もクラニオセッション要員として参加します。


ちなみに、年末年始のこのブログ記事で、イベント準備が開始されて忙しく云々と書いていたのは、
このイベントのことでした。なお、紛らわしくも4/1の告知ですが、エイプリルフールネタはありません…。

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この講座は終了しました。
参加いただいた皆様、宣伝等でご協力いただいた方々、ありがとうございました。

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色々対応しているうちに自分自身の講座のことを忘れかけていました…。

3/30(土)に私が講師を務める講座「クラニオの「ニュートラル」に学ぶ」が開催されます。
時間は13時半~16時半予定、会場は埼玉県東松山市です。
講座詳細並びに、参加お申込みは以下のURLからお願いします。

◆ココロとカラダの学びの場「■第8回 クラニオの「ニュートラル」に学ぶ・2」
http://manabinoba.exblog.jp/17894162/
※ちなみに、リンク先の説明にもありますが、クラニオの技術をお教えする講座ではないので念のため。

今回の講座は、前回の講座と題名・テーマが同じです。クラニオ絡みのスキルは目に見えない部分が結構多いもので、クラニオを学んでいない方にもシェアできる内容というのはありそうで結構思いつかないものなんですよね。とはいえ、プラクティショナーニュートラルというのは、できるかできないかという白黒はっきりしたものではなく、どなたにでもできるが、姿勢の精度や経験によってその質が大きく変わってくる、という類のものなので、この講座に出る出ないは置いておいて、時間をかけて探究していく意味はあると思います。初めての方も、そうでない方も、この講座が、プラクティショナーニュートラルや、それに類する身体感覚、自分の身心そのものなどについて改めて考え直すきっかけになれば、というところです。

テーマが同じなので、内容は前回実施時とかぶる部分は当然ありますが、私自身もその後経験を積み、前回実施時とはプラクティショナーニュートラルに対する認識が異なる気がするので(前述のように、段階に応じてプラクティショナーニュートラルの質が変わる、というのは私自身にとってもしかり、ということですね)、前回と正反対ということはないにせよ、前と言ってることが違う部分も出てきそうです。また、体験コーナー的部分では、やや実験的な取り組みも含め、前回と違うこともしてみようと思っています。

そういえば、クラニオ基礎セミナー本体も、私の次の期のかたに話を聞くと、たとえば、同じセミナー6でも、テーマはほぼ同じはずが、やった実習は結構違ったのだとか。これは、講師のバードレイナ先生が、テーマの大筋・原則は守りつつも、それに対する理解や認識を深めていたり、新たなことにチャレンジしてみようとする態度のあらわれだと思います。私自身もそんな風に、同じテーマであっても、新しい講座であるかのように、毎回「自分の中の最新状態」を参加者の方に共有できるよう進めていければ、と思っています。

よろしくお願いします。

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先日のセッションで今更ながらに姿勢の重要性を意識させられたので、今回は主に「クラニオセッションでのリラックスした姿勢」という感じのテーマでなにか書いてみます。


クラニオ・バイオダイナミクスのセッションでは、プラクティショナー(クラニオやる人)は、変化する状況に合わせた色々な対応(見た目はじっとしていますが)をするために触れている相手の身体の状態が分かる必要があり、かつ、その触れている相手の身体の情報は自分から積極的に取りに行かない、という器用なことを求められます。さらに、「受動的に触れている相手の状態を知る」と言っても、何となく座っていればいいわけでもありません。では、どうすればいいかというと、ひとつは「リラックスした姿勢を保つ」ことが必要といえます。自分の無駄な力が抜けているほど、周囲の情報は自然と入ってきやすくなるわけです(他にも恩恵は色々あります)。

まあ、言葉にすれば「リラックスしよう」ということで実に簡単ですが、先日のセッションでは、私は姿勢がやや適当で十分なリラックスができていなかった、と気付いてしまったのでした。ひとくちにリラックスといっても、あらゆる状況でをれを実現するのはなかなかに大変です。もちろん、ある程度リラックスできていないと、クラニオセッション自体が成立しないので、それまでの私もある程度リラックスはしていたと思いますが、先のセッションでは、「自分がよりリラックスできる姿勢になるために、きっちりできることをやりきっていない」部分が結構あったと感じられたのです。


先日のセッションで、リラックスが足りないと気づいたきっかけは自分の肩が上がっていることにある瞬間気付いたことです。私が知っている範囲の武術ならば「肩が上がっている」など問題外(重心が浮いて自分で自分のバランスを崩しているようなものですから)もいいところなので、思わぬ瞬間にそんな状態になっていることに気づき、中々ショックでした。もちろん、目に見えて肩が上がっているわけではありませんが、肩が緊張していると思うくらいは上がっていました。肩が緊張していれば、結果として隣り合う首や上腕にも緊張が及んでいるでしょうから、クラニオでも、プラクティショナーは基本的には相手の方に触れている手から情報を受け取りますから、肩が固まっていたら手から伝わってきた情報の多くを自分で止めている感じになってしまうわけです。

普段肩が落ちた姿勢ができていても、セッションをしている最中に思わぬことがあったり、相手に触れる時の最初の姿勢がやや適当な場合などはセッションが進むにつれて、当初の姿勢が維持できなくなりいつの間にかそうなることもあるわけですね。そして、肩が上がった状態はいかんということで、姿勢を直し始めたわけですが、そうなった時に肩を無理やり下げて止めておいたのでは、やはり緊張してしまって同じことになるので、学んでいる中国武術の姿勢を参考にし、肩回りや首の緊張が減っているかを感じつつ、背中が真っ直ぐの姿勢を取ることで、自分自身を楽な状態に持っていくことができ、セッションも良い感じに進みました。

だらっとした状態でもリラックスはできるかもしれませんが、実はきっちりとした真っ直ぐな姿勢をした方がリラックスしやすいようだ、というのは中国武術を習い始めてから実感していることです。姿勢という構造自体がしっかりと整った状態だと各部にかかる負荷は小さくなるということだと思います。そうなると結果的に肩も落ちてくるのですね。また、クラニオバイオダイナミクスのセッションでは、セッションの安定感を高めるためにこれまでも当ブログでしばしば書いている「プラクティショナーニュートラル」という状態であることも必要なので、これを実現したまま深くリラックスするには、弛緩した姿勢よりまっすぐの姿勢の方が遥かに相性が良いということもあります。クラニオ基礎教程のファイナルプロジェクト(卒業論文)からして、私は主に学習過程の側面から、執拗に武術とクラニオを結び付けようとしてきましたが、姿勢という面ではどうも本当に共通点を見出せそうな感じです。


ちなみに、私は床でのセッション(布団に寝ている人に触れるなど)は可能かなぎりやらない派なのですが、その理由の1つは、床だと、ここまで書いてきたような「リラックスしつつも真っ直ぐな姿勢」が非常にとりづらいからです。人に触れずに床に座っていてリラックス、ということならまあできそうなものですが、私にとっては、少なくとも横になっている人の身体の同じ場所に十数分触れ続け、かつリラックスしていることはなかなか厳しいものがあります。先程も書いたように、ひとりで座っているだけならリラックスできても、リラックスを維持したまま何かをしようとするとそれは崩れてしまうわけですね。私はそれなりに身長があるので、地面に座って深くかがむような姿勢になるのは平均的な身長の方よりも辛いということもあるのかもしれません。

もちろん、私としても、ベッドに上がれない方など、どうしても必要であれば床でのセッションも行いますし、相手の方の肩や足、うつ伏せになってもらって背中に触れるなど、ごく一部のポジションならできないこともなく、クラニオとして起こるべきことも起こりますが、ベッドの上に寝てもらってセッションする時よりは、だいぶセッションの質が落ちてしまうなという思いがあります。床でのセッションを否定するものでは全くありませんが、私個人としては、姿勢の精度を保ちがたい、リラックスが難しいという理由から、できる限りベッドを使ったセッションを行いたい思いがあるということです。「正座して足が痛いんだけど、セッションまだ終わらないかな…」などとセッション中にプラクティショナーが思っているようでは、クラニオセッションとしては少々微妙ですしねえ。

まあ、日本の伝統的な書さを本格的に身に着けて正座等に熟達し、正座を保って前傾したまま静止できるとか、あるいは逆に、見た目の姿勢は一見だらっとしているのだが、実は意識がきっちり明晰に保たれているといった、内外の印象が矛盾するような姿勢に慣れれば、何とかなるのかもしれませんが、何にせよ今の私が「床で納得できる質のセッションをするのに適した姿勢」を見出すには、少々研究が必要そうです。


何か色々混ざってしまいました…。まあ、姿勢姿勢書いてはきましたが、このブログでしばしば書いているように、クラニオセッションは「プラクティショナーがクライアントさんにやる」のではなく、「クライアントさんの身体が自ら行うことのサポートをする」ものなので、どんなにプラクティショナーの姿勢が武術の達人並に完璧であったとしても、プラクティショナーにできることは非常に目立たない部分であることは確かです。

それでも、クライアントさんをどれだけ的確にサポートできるか(下手だったら逆に邪魔してしまうこともあるかもしれないですね)はプラクティショナーの経験によって差が出てくる部分であり、そこにクラニオの目に見え難い技術があるのだとも思います。クラニオ・バイオダイナミクスのセッションでは、深い意識状態に入ることが多いということもあり、プラクティショナーの状態は受ける人にもかなりの影響を及ぼすため、プラクティショナーが良い姿勢を取ったりすることで結果的にリラックスし、可能な限り安定感の高い状態を保つことは、それだけで受ける方を安心させ、的確にセッションの展開をサポートできる可能性を高めることになると思っています。また、意識の置き方などに比べれば、姿勢は目にも見えて自分でも対応しやすい部分だけに、今後も色々改善の余地がありそうだな、とも思わされました。

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先日突然語りたくなったので、ツイッターでおもむろに「内観」についての自分の見解を呟きました。個人的には、「内観」は身体の状態を体感を通じてリアルタイムに把握することで他のことを行いながらでも、意識の片隅で同時にできることだと思っている…と書いたのですが、もちろん、何かをしながらではなく、深くしっかり感じることに集中するやり方があることも十分理解していますし、こういったやり方から学ぶものは大いにあると思います。色々な身体技法ごとに精妙な方法が伝わっていそうです…。

そんなことを考えていたら、クラニオ・バイオダイナミクスにも、似たようなものがあったことを思い出しました。「小魚のツアー」と呼ばれているワークです。これはクラニオ創始者のサザーランド博士自身が学生の学習素材として考えたもののようです。ワークとか学習素材とか書いていますが、そんなに深刻なものではなく、楽しみながらできる内容です。こういうところは変に苦行めいていなくて西洋の方の発想は力が抜けていていいな、と思います。


肝心の内容は、脳の解剖学を体感で学ぼうとするものです。脳の一番内側には脳室という空間があり、クラニオでよく話に出てくる脳脊髄液というのはこの脳室の脈絡叢という器官から産生され、循環しています。以下のYouTube動画に脳脊髄液(CSF)が通る順に各脳室(~ventricle)が紹介されていますが

「小魚のツアー」では、自分が小魚になったつもりで、自分自身の脳室や周囲の空間を上記の動画みたいな脳脊髄液の流れに乗ったり逆流したりしながら探索し、脳室の構造を学ぶわけです(各部の名称などの知識としてはセミナー1くらいでもある程度学んでいるので、「体感としての学び」が主という感じです)。といっても、1人でやるのはなかなか大変なので、先生のガイドに従って、1つ1つの空間をゆっくり回ります(正確には回ったつもりになるというところです)。結構長丁場(30分くらい)なので休憩などもあります。基礎教程ではセミナー5でこのワークが紹介されました。

普段まったく自分のからだを感じることのない方がうまくできるかは分かりませんが、少なくとも、セミナー5くらいまでクラニオの経験を積んだ人が行う分には気持ちよさが体感できるワークです。そして、初めてやると非常に高確率で途中で寝ます。このツアーの間、最後まで意識を保ったままでいられたら自分の意識のコントロールの腕前が上がった証拠といえるかもしれませんが、それでも眠い時にやったら確実に寝てしまうと思います。
ちなみに、先生はこのワークを我々が家に帰ってからでもやれるようにと、セミナー5で実際にガイドしてくれた際の音声を録音し、その音声ファイルをくれたのですが、久々に聴いてみたら、誰かのいびきの音なども録音されていました。多分私ではないはず…。

このように、クラニオにも自分で身体の内側をじっくり感じるようなワークがあります。この記事を書いていて、1人ではやれることが限られるクラニオの学習体系の中で、このワークは貴重な「クラニオ1人稽古素材」なのではないか、という気がしてきたのですが、その割に私は家に帰ってから2回くらいしか聴いていないので、この日記で存在を思い出したこともあるし、もうちょっとやってみようと思います…。


内観というと、たぶん、その語感から何となく禅や瞑想のようなイメージ(これらにも色々な方法があり、自己の内側に集中するものだけではないと思います)を持たれがちなのだと思いますが、私が想定する「内観」はまさしく、この「小魚のワーク」に近いイメージです。これは観るのが脳の中身で、結構な集中力を要するため、ほぼ他のことは同時にできませんが、「身体(や身体に起きている何らかの働き)の状態を体感を通じてリアルタイムに把握」という私が先ほど述べた特徴はよく表れていると思います。

ちなみに、「内観」の定義についてですが、これはもうワークごとや人それぞれで全然使う意味が違っている気がするので、どれが正しいってものでもないでしょうし、ましてや統一見解を決めるなんてことは面倒すぎてとてもやる気になりません…。とりあえず、人それぞれということで、その語を使った時に、意図がある程度正確に伝わるように「私が言ってる「内観」というのはこういう意味だ」とどこかで説明して、そういうものとして使えば十分かなと思います。

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プロフィール
HN:
朧 こと 今野
性別:
男性
自己紹介:
会社員生活の傍ら、手技セラピー「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」を学んでいます。

「★クラニオバイオリンク集」ではここ以外のクラニオバイオ関連サイトを紹介しています。

私自身のクラニオセッション等の活動は現在休止中です。

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