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クラニオセイクラル・バイオダイナミクスや身体に関する色々を気まぐれにつづります。
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クラニオ・バイオダイナミクスを視点を変えつつ何べんも説明してみようとする試みその3です。
今回は「スローダウン」という視点から語ってみようかなと。


クラニオ・バイオダイナミクス(以下クラニオ)におけるひとつの特徴は、受ける方の身体に「静寂」や「スローダウン」を体験してもらうことをひとつの方針としていることです。例によって、クラニオでは受ける方に刺激を与えないようにするので、「静かにさせよう」とするわけではないですが、クラニオセッションを原則通りに行うと、受ける方の身体は、最初ざわざわしていた動きが静かになっていくことが大半です。

そして、静かになるを通り越して、あたかも体の動きが止まっているようなものすごく静まった状態になっていくこともあります(手から感じられる身体全体の印象です。もちろん心臓などは止まっていません…)。どの程度静かになるかは場合によりますが、いずれにせよ、セッションが進めば、受ける方の身体の雰囲気はスローもしくは静かな状態になっていくことがクラニオでは自然な流れです。


おそらく、一般的に想像される整体的技法では、もともと動いている身体の働きを別の方向に導くとか、あんまり動いていない身体に圧を加えて動いてもらうといった形で、身体には「静けさ」というより「アクティブな状態」を体験させることを主目的とすることが多いのではと思います。アクティブな状態になった身体の働きを活用して身体を整えてもらう、というところでしょうか。
なお、これはあくまで「ありがちなイメージ」で、実際は整体的技法、ボディワークといっても非常に精妙なものが多く、上記の特徴は全然当てはまらない技法も多いことはお断りしておきます。また、アクティブな状態を体験させる方法も悪いわけでは全然なくて、技法として比較した場合のクラニオとの表面的な違いとして挙げられるというだけです。


もっとも、クラニオでも、身体は一度静まったらずっと静かになっているわけではなく、最終的には静かになった状態から、もう一度自発的に新たな動きを始めます。そしてなぜか、その動きは、最初のざわざわした感じの動きよりも、落ち着いた規則的なものになっていることが多いので、受けた方の実感と合わせて、クラニオでは、これは、身体が今できる範囲で身体全体のバランスを組み替えているのだろう、と解釈しています。

なので、クラニオでも最終的には「新たな身体全体のリズム・動き」というアクティブとも取れるものを表現してもらうことが目的ともいえるんですが、それは静けさやスローダウンを経ての動きであって、アクティブな状態にアクティブな刺激を加えて起きた動きとは異なるわけです。クラニオではこの静けさを経由して起きた新しい動きを「再構成」と呼んでいます。まさに身体が自分でバランスを再構成している感じです。

この人体の「再構成」の働きがなぜ起こるのかは現時点では不明ですが(リアルタイムなので現在の機材では測定しようがないとは思います)、いつもそうなるので、クラニオでは、身体にはそういう働き・性質があることを前提として、術者は手を加えずその働きに身体の調整活動の一切をお任せしようとしているわけです。


「クラニオでは受ける相手にインプットを与えない」という、毎回のように書いていることがありますが、今回の話の流れにつなげるとしたら、この「受ける方の身体にインプットを与えない(けど放置でもない)」を術者が徹底することで前述の「受ける方の身体状態のスローダウン」ならびに、「スローダウンした状態からの身体のバランスの再構成」という身体の自動的な調整の働きが高確率で発生する、といったところです。

なお、静かになった後の「再構成」ですが、規則的で落ち着いた雰囲気とはいえ、身体が適切なバランスを表現しようとするくらいですから、必ずしも弱弱しい動きではありません。静けさや静止状態は無力というイメージがあるかもしれませんが、中国武術に「太極は無極より生じる」などという言葉があるように、人体が表現する静寂の中にも実は今にも新たなリズムで動き出そうとする活発な働きが常に潜んでいる、と言えるのかもしれませんね。

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会社員生活の傍ら、ICSBという団体の教程で手技セラピー「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」を学んでいます。

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