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クラニオセイクラル・バイオダイナミクスや身体に関する色々を気まぐれにつづります。
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会社員兼業ということもあり、あまりクラニオセッションを頻繁にやっていない私ですが、先週は珍しくセッションを2回実施しました。決定までいくつかのドラマがあり、1名は私と同じ会社に勤める方で(私の場合、身体について何か学んでいたり、身体に強い関心がある方にセッションすることが多いので、ごく普通の方にセッションするのは久しぶりです)、1名は諸般の都合により、先日のニュートラル講座でお世話になったYさんにわざわざ募集して頂いた方でした。Yさんありがとうございました。

セッションそのものも、どちらもバタバタした直後にやったにも関わらず、割とよくできたかなと思いましたが、セッションしたお二人と話す中でも色々と学ぶところがありました。私のクラニオに関する説明は、妙な部分が細かい割に、肝心なところがどうも大雑把な傾向があったようです。それに関して印象深いやりとりがいくつかありました。


1つめはクラニオ・バイオダイナミクスの術者が何をやっているのかを説明しようとした時、「術者は何もしていない」という(これまでたまにしてきた)説明は違うよなと思ったことです。初めて受ける方に何もしないという説明はいかがなものか、と自分で思ったので、瞬間的に「術者が静かな環境を用意することで受ける方のからだは自ら調整を始めるので、その調整が適切に行われるよう、手の置き方や意識を微細にコントロールし続けている。」「見た目は動いていないように見えるけれど、受ける方の身体の変化に対応し続けている」と言い直しました。やや哲学的な表現ではありますが、少なくとも「なにもしない」よりははるかに納得いただけたようです。

実際、ただぼんやり人に触れていただけではクラニオのセッションとは言えないと個人的には思いますし、セッション中にやっていることを振り返ってみると、触れている身体の組織の動きなどを積極的に拡張させたりはしないですが、静けさを保ちつつも、身体からの情報を受け取って意識を広げたり、自分の身体の状態をチェックしたり、強めに相手に意識を向けそうになったらニュートラルを維持しなおしたりと、リアルタイムでかなり色々なことをやっているのは事実です。「ただ静かに座っている」という説明だと謎めいていてかっこいいですが、どうもその説明では正確に現状を表していない気がしますし、説明される側が普通のサラリーマンの場合、即座にびびられてしまうかもしれません。

私のクラニオの先生は「わざが深まれば「ただ静かに座るだけ」のようになるかもしれない」みたいなことを以前話されていましたが、これも厳密にはただ座っているだけなのではなくて、現在私が自分に行っている様々なコントロールの操作感が限りなくゼロに近くなっているだけで、実際は身体や意識は無意識に最適選択肢を選び続けており、本当の意味で「なにもしていない」わけではないような気もします。これは想像で、実際にその段階に至らないとどんな感じなのか分からないことでしょうけども、なんとなくそんなことを思いました。


2つめは、私もしばしば書いている「クラニオバイオダイナミクスでは相手に介入しない」という表現についてで、これは「能動的に相手の身体をコントロールしない」だけで、「術者が相手に影響を与えていない」わけではあるまい、と思いなおしました。
「相手に介入しない」というのは、クラニオ・バイオダイナミクスの大きな特徴ともいえ、私も誇りとしているポリシーですが、よくよく考えてみれば、自分自身がニュートラルになることや触れる場所を決めることで、受ける方を結果的にリードしているのは確かで、「影響を与えようとしていない」にせよ、実際はなんだかんだで「結果的に影響を与えてる」のは否定しようがないところです。
また、クラニオセッションを経験しない限り、このセッション独特の体感は日常生活でまず感じることはないと思うので、その変化そのものは「受け手の方のからだが自分でやったこと」であるにしても、クラニオセッションというきっかけが何らかの影響を及ぼしていることは否定できません。だからまあ、クラニオセッションでは「相手の身体に良い変化が起きやすい選択肢を与えている」みたいな表現の方が正確なのかもしれないですね。

そもそも、誰かに影響を全く与えない…なんてことは、人間が肉体を持って存在している以上、なにをどうやっても不可能なことという気もしてきました。誰かを無視することでも、誰かのそばに立っているだけでもそれだけで相手に容易に何らかの影響を与えるでしょうし、山奥で世捨て人になったつもりの人も、生物に備わった「同調」「共振」の機能で、ふとした瞬間に自分の意念が遠くのどこかの誰かに伝わってしまうことだってある気もします。人がひと呼吸するだけで、大気の状態に物凄く微妙な変動を及ぼし、その大気の状態を地球人全員が共有してるんだとしたら、何をどうやっても他の人との関係は切れないんだ、なんて屁理屈も言えるかもしれません。

ともかく、他者に影響を与えないなんてことはできないのだとしたら、なおのこと、「クラニオにおける非介入」と呼ばれている範囲はどこまでなのか、術者がどうすれば、もしくは、どこまで余計なことをしなければ、より良いセッションになるのか、などをもう少しゆるく考えることはできそうです。いずれにせよ、自分自身の「クラニオにおける非介入」に対する認識は少し改めてもよい気がしました。


…だんだん脱線してきましたが、セッション2つでも本当にいろいろなことが学べるものだと思いました。

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プロフィール
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朧 こと 今野
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自己紹介:
会社員生活の傍ら、ICSBという団体の教程で手技セラピー「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」を学んでいます。

「★クラニオバイオリンク集」ではここ以外のクラニオバイオ関連サイトを紹介しています。

クラニオセッションは現在、ブログ主と近しい方、ICSBのクラニオ・バイオダイナミクス学習者を中心に限定的に実施しています。
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